【レビュー】『ニューワールド』不思議な少女との出会いから始まる物語を楽しもう！迫力の3Dグラフィックで描かれた本格RPG

近藤智子

9年前

　バンダイナムコエンターテインメントの本格3DRPGアプリ『ニューワールド』。本作は人気RPG『.hack』シリーズの世界観やコンセプトを踏襲しつつ、一から再構築された、新プロジェクト「Project N.U.」の第1弾にあたり、キャラクターや背景、バトルの演出を美しい3Dグラフィックで描いている。

◆仲間たちと協力し、世界に隠された秘密を解き明かせ！

　プレイヤーは「マク・アヌ」と呼ばれる街を拠点とする冒険者。メインクエストでは賞金首として追われる「泣き姫」や不思議な力を持つ「銀の一角獣」、謎の少女「アルジェ」などを巡る冒険のなかで、世界に隠された秘密へ迫っていくこととなる。

▲プレイヤーキャラは性別や髪形、顔などを自由にキャラメイク可能。セットアップする武器や装備のグラフィックもきちんと反映される。

　物語は序盤から『たくさんの冒険者を簡単に倒しちゃう「泣き姫」って何者!?』、『「アルジェ」って何であんなとこにいたんだろう』、『「DD」って子は何で泣き姫を追いかけてるんだ？』と気になる展開が目白押し。とにかくストーリーの続きが見たくて、どんどんクエストを進めたくなってしまった。メインのストーリー以外にも、各キャラクターにスポットをあてた「キャラクエスト」が用意されていて、お気に入りキャラの色々な一面が見れるのもうれしい。

▲架空のオンラインゲーム世界を舞台にした群像劇となる本作のストーリーでは、シリアスなシーンだけでなく、かわいい女の子たちのコミカルな掛け合いも楽しめる。

▲キャラクターはガシャ、クエスト報酬などで入手できる。キャラクターの中には「進化」させることでレアリティが上がり、より強力に成長するものもいるので、お気に入りのキャラクターをどんどん強化させていこう。

◆オートで進むリアルタイムバトル！「スキル」や「G.O.D.」を華麗に決めろ！

　クエストはスタミナを消費して挑み、ストーリーの中で発生するバトルに勝利すればクリア。バトルが始まると、あらかじめ編成したパーティメンバーがオートで攻撃を始めるというリアルタイムバトル。プレイヤーはゲージが溜まったキャラをスライドし、タイミングよくスキルを発動させることに集中できる。

▲慣れてきたら回復を使う敵を先に倒すなどターゲットを変えたり、連戦に備えてスキルを温存するなどの戦略も試してみよう。

▲スキルの発動をうまく合わせれば「連撃」となる。迫力の「連撃フィニッシュ」3D演出は必見。

　そして、バトルでもう一つ重要なポイントがプレイヤーキャラのみが使える「G.O.D.（ゲイズ・オブ・ドミネーター）」という強力な必殺技で、画面上部の数字が100％になると発動できる。この演出がとにかく派手で見応えがあり、つい使ってみたくなる。「G.O.D.」には攻撃だけでなく回復や弱体化といった3つのタイプがあり、どのように強化するかはプレイヤー次第。せっかく派手だから攻撃に特化させたいが、パーティに足りない弱体化も……と悩むのも楽しい。