月がきっかけとなってうまれた新たな「ドラえもん」ストーリーが小説でも楽しめる。
小学館は、直木賞作家の辻村深月氏が脚本を手掛けた「映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年3月1日公開)」の小説版を完全描き下ろしで刊行することを発表した。
自身が熱烈なドラえもんのファンという辻村氏が、どのような「ドラえもん」をえがくのか。小説版は2019年2月7日ごろに発売予定とのこと。
【辻村深月氏からのメッセージ】
皆さんと同じように、私も「ドラえもん」が、子どもの頃から大好きです。
そんな大好きな「ドラえもん」の世界を脚本、そして小説で描くことはあまりにも恐れ多いことでした。緊張でがちがちになっていた時に、冒険の舞台として、ふっと思いついたのが、月の世界です。
一番身近な天体で、すぐ近くに見えるけれどなかなか行けない場所。ドラえもんたちとここに行けたら、と思い、最初の一行を書いた瞬間、物語が動き出してくれました。
ドラえもんたちとの月世界の冒険、皆さんにも楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。
・STORY
月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう……。そこでドラえもんのひみつ道具〈異説クラブメンバーズバッジ〉を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、のび太のクラスに、なぞの転校生がやってきた。
小説『 映画ドラえもん のび太の月面探査記』
発売日:2019年2月7日(木)ごろ
原作:藤子・F・不二雄 著:辻村深月
予価 四六版 1800円+税 ジュニア文庫版 700円+税 小学館刊
(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019