人気家庭用ゲーム機やアーケード向け、スマートフォン向けのゲーム開発会社。競争激化により受注数が減少し、業績が悪化。
ゲームソフトの受託開発を行なっていた株式会社アスペクト(以下、アスペクト)が、10月31日に東京地裁から破産開始決定を受けたことが、株式会社東京商工リサーチのTSR速報で明らかになった。負債総額は、現在調査中と報じられた。
アスペクトは、ゲームソフトの開発を目的に1991年3月に設立。大手メーカーの携帯ゲーム機用のソフト開発をメインに、セガサターンやプレイステーション、ニンテンドーDSなど、人気家庭用ゲーム機やアーケード向けソフトを開発していた。
企画から開発までの各工程を自社内で行える環境を特色にしており、創業以降400タイトル以上の開発実績を有し、業界内では一定の知名度持っている。平成20年1月期には、売上高7億8200万円を計上していた。
しかし、コンシューマー向けゲーム市場の鈍化や競合激化などにより、受注数が減少。平成28年1月期は売上高4億3000万円にまで落ち込んでいた。
近年は、スマートフォン向けのゲーム開発などに注力。オンラインカードゲーム『突破 Xinobi Championship』を開発し、運営を行なっていたが、業績悪化に歯止めがかからず経営も限界に達したとのこと。
『突破 Xinobi Championship』の公式Twitterでも、アスペクトが倒産したことが発表されている。
【重要】
本タイトルを運営している株式会社アスペクトが昨日をもって倒産いたしました。
急なお知らせとなり申し訳ございません。 #突破Xinobi— 突破 運営事務局 (@toppa_xinobi) 2018年11月1日