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【レビュー】『ALICE ORDER』朽ちたビル群、復興ままならぬハイウェイ、そして企業の傭兵達! パンク感満載のシミュレーションRPG!

 未曽有の大震災「日本崩壊(ジャパン・デストラクション)」によって荒廃した近未来。朽ちかけたビル群、復興ままならぬハイウェイ。そこに闊歩するのは暴走ロボット、凶悪なマフィア、そして企業の傭兵たち! 『ALICE ORDER』は、こうしたパンクな雰囲気満載のシミュレーションRPGだ。プレイヤーは超常能力に目覚めた少女「アリス」たちを率いる部隊長となって、不毛の荒野を生き抜くのだ。
アリスオーダー

◆暴力はびこる近未来日本。パンクな世界設定に酔いしれろ!

『ALICE ORDER』の舞台となるのは、2020年代の日本。震災から8年が過ぎてなお、都市部には崩れたビルがそのまま放置されている荒れ果てた世界だ。

 交通網は麻痺したままで、経済は停滞し、組織が暴力で住人を支配する事実上の無政府状態が続いている。主人公は治安維持業務の後方支援を目的とする民間軍事警備会社(PMSCs)の民兵だ。


▲この過酷な業界では、主人公はまだまだ駆け出し指揮官。

 パンクな世界設定を彩るキャラクターがまたいい。部隊に加えられる超能力少女アリスたちはもちろんのこと、豊富な実戦経験から背後を支えてくれる退役軍人の企業コンサルタント、ビジネスと称して敵にも味方にも回るいけすかない同業者、家族を亡くした哀しみから発狂し人身売買に手を染めたマフィアボス……脇を固める面々が実に濃い。


▲コンサルタントのブライアン氏。元アメリカ海軍SEALsの部隊長という、猛者中の猛者。頼りになるおじさんだ。

▲民間軍事警備会社に所属する同業者、美剣。暴力をちらつかせて脅迫してきたかと思えば、しれっと味方に回ったりもする。ビジネスのためなら何でもする、食えない男。

▲美剣の両腕となるアリス、バザロワ姉妹。優秀なスナイパーだが、戦いに遊びを絡めてしまうのが弱点。

◆戦略性の高いタクティカルバトル! 布陣のよしあしが勝敗を分ける!

 任務では、部隊のアリスたちを操り敵の全滅を目指す。アリスたちはそれぞれ移動力と攻撃範囲が決まっており、うまく敵に攻撃範囲を重ねると集中攻撃を加えられる。アリスをどのように配置するかが勝敗のカギだ。


▲可能な限り効率よく敵を攻撃範囲に巻き込め! 部隊に加えるアリスを事前に厳選しておくことも大事。

▲ステージには遮蔽物が登場することもある。射線が塞がれると攻撃が届かなくなるが、それは敵も同じこと。遮蔽を無視して攻撃できる「飛越」特性の武器が欲しいところ。

 アリスたちはみな超常能力「ESP」を持っている。ターン経過で使用可能になるこれらの技は、いずれも極めて強力。部隊に入れるアリスを、ステータスで選ぶか、武器の攻撃範囲で選ぶか、ESPで選ぶか、とても悩ましい。それだけに戦略が図に当たったときの快感はたまらない。


▲ESP「死霊たちの囁き」が炸裂! 単純な攻撃型ESPのほかにも、サポートユニットを召喚するものなどもある。

 戦略性の高いバトルは充分に遊びごたえがあり、この荒廃したパンクな世界にピンとくるシミュレーションRPG好きには、特にオススメだ。ぜひ、麗しい少女たちとともに血塗られた戦場へ飛び込んでみてほしい。

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