「銀魂祭り 2018 みんなが選んだ神回セレクション」などで映像制作に携わった企業。競争激化による売上不振が改善せず事業継続を断念。
テレビ番組や番組宣伝などの映像制作を行なってきた株式会社タイムワープ(以下、タイムワープ)と、その関連会社である株式会社デジタルタイムワープ(以下、デジタルタイムワープ)が、11月14日に東京地裁から破産開始決定を受けたことが、株式会社東京商工リサーチのTSR速報で明らかになった。負債総額は現在調査中とのこと。
タイムワープは、テレビ東京の「シネマ通信」などの番組や映像制作を手がけ、平成10年5月期は売上高約4億5000万円を計上していたが、競争激化や需要減少から売上不振に陥っていた。
近年は「鳥海浩輔・前野智昭の大人のトリセツ」を手掛けており、「銀魂祭り 2018 みんなが選んだ神回セレクション」では企画から演出、編集を、「映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』公開記念シネマスペシャル TVスポット制作」では、構成と編集に携わていたほか、インターネットテレビのLIVE配信の制作、有名アニメの映像編集などを行なっていたが、業況は改善せず、事業継続を断念するに至った。
また、関連会社のデジタルタイムワープもタイムワープに連鎖して破産開始が決定した。