VR業界全体の課題改善を目指したファイルフォーマット「VRM」の策定と普及を目的にしたコンソーシアム。オブザーバーとして任天堂が参加。
株式会社ドワンゴは、IVRや株式会社エクシヴィ、株式会社S-court、株式会社DUO、株式会社バーチャルキャスト、株式会社ミラティブ、株式会社Wright Flyer Live Entertainment、クラスター株式会社、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、SHOWROOM株式会社、ピクシブ株式会社、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社らとともに、VR業界のさらなる躍進を掲げる共同事業体として、「VRMコンソーシアム」を2019年2月に設立することを発表した。
昨今、個人や企業、団体などから生まれている「VTuber」の登場以来、3Dアバターモデルデータを取り巻く環境が劇的に変化している。従来の3Dモデル活用の歴史が長いアニメやゲームの分野をはじめ、市場成長が見込まれるAR/VR/MR分野でも、3Dアバターモデルの制作や利用の需要が高まっている。
一方で、現行のサービス、プラットフォームなどでモデルデータを取り扱おうとした際に、アプリケーションごとに仕様が異なるほか、3Dアバターの視点や骨格がVR向けに適切に設定できておらず、複雑な調整作業が必要になること、クリエイターや開発者が容易に創作、活用できる環境が整っていなかった。
また、「VTuber」文化の興隆にともない、3Dモデルの知的財産権、VTuber自身の人格の取り扱いなど、新たな権利保護の概念も生まれている。
これらのVR業界全体の課題を改善するため、“「人型のキャラクターや3Dアバター」において、細かいモデルデータの差違を吸収・統一し、アプリケーション側の取り扱いを簡単にする”ファイルフォーマット「VRM」の策定と普及を目的に、コンソーシアムを設立した。
今回発起人となる13社に加え、設立にむけて今後も加入企業を随時募集する。また、オブザーバーとして任天堂株式会社の参加が決定した。
コンソーシアム概要
名称：VRMコンソーシアム
理念：3Dアバターの規格を統一化し、誰でも簡単に創作・使用できる、プラットフォームを超えた自由なVR世界を実現すること
公式サイト： https://vrm-c.github.io
賛同企業（50音順）
IVR： http://i-vr.jp/
株式会社エクシヴィ： http://www.xvi.co.jp/
株式会社S-court： https://s-court.me/
株式会社DUO： https://duo7.co.jp/
株式会社ドワンゴ： http://dwango.co.jp/
株式会社バーチャルキャスト： https://virtualcast.jp/
株式会社ミラティブ： https://www.mirrativ.co.jp/
株式会社Wright Flyer Live Entertainment： https://le.wrightflyer.net/
クラスター株式会社： https://corp.cluster.mu/
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社： https://www.crypton.co.jp/
SHOWROOM株式会社： http://showroom.co.jp/
ピクシブ株式会社： https://www.pixiv.co.jp/
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社： https://unity3d.com/jp
オブザーバー
任天堂株式会社： https://www.nintendo.co.jp/