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【レビュー】『おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~』六つ子の魅力炸裂! ファン納得のタワーディフェンス!

 名作の大胆すぎるリメイクで数々の伝説を作り、絶妙なキャラクターの魅力によって人気を博しているアニメ『おそ松さん』が、タワーディフェンスゲームになった! オープニングから「これ大丈夫!?」のツッコミ不可避。主人公の六つ子たちが、原作のキャラクターを見事に活かしたユニットとなって暴れまわる。『おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~』は原作ファン納得の出来栄えだ!

タイトル画面

◆原作通りの六つ子たちが大暴れ! これぞまさに『おそ松さん』!

「お金がねぇ! でも働きたくねぇよぉー!」と、いきなり長男・おそ松のクズ発言でストーリーが幕を開ける。どうしても働きたくない六つ子たちが考え付いたのは、みんなからへそくりをもらうこと。「1億人から1円ずつ集めたら1億円だ」というわけで、各地のひとびとを襲ってへそくりを奪い取ることになったのだ! いや、それってただの強盗では……? などということは、気にしてはならない。


▲のっけから素晴らしいクズっぷり! さすがはおそ松兄さん。

 ゲームシステムは、タワーディフェンスの一般的なスタイル。時間経過で回復する「AP」を使って、ユニットを呼び出す。敵のユニットを押し切って拠点を破壊すれば勝利だ。また、六つ子たちはそれぞれ異なる特徴を持っているので、その使い分けに頭を悩ませるのも楽しい。


▲わらわら出てくる六つ子たち! よくわからなければ、とりあえずユニットを出すだけでも最初はなんとかなる。ルールがとてもシンプルなので、初めての人にも安心だ。


▲長男のおそ松(赤)。とにかく弱くてコストが安い。だが侮るなかれ! 大量に呼び出せば、縁の下の力持ち的な働きを見せてくれる。


▲次男のカラ松(青)。スピードが遅いが防御力が高い。前に立ってみんなをかばう男らしい姿には惚れざるをえない。


▲三男のチョロ松(緑)。攻撃力とスピードに優れるが打たれ弱い。アタッカーとして頼りになる。また、一度手に入れたユニットは、このように攻撃モーションなどを自由に見られる。ヤバい表情がいつでも楽しめるのだ。


▲四男の一松(紫)。足が遅いかわりに範囲攻撃ができる。動きはマイペースだが、敵の近くにたどり着きさえすれば強力! 虎のオーラで殴るのも猫好きならではの攻撃方法だ。

 敵に追い詰められてしまったときは、「俺たちのメガニート波」が有効。ニートのオーラを放出して敵を一気になぎ払う必殺技だ。拠点近くまで来た敵にしか効果がないが、強化すればかなり広範囲を巻き込めるようになる。


▲メガニート波を使うときには六つ子のかっこいいカットインが! 近づく相手を一撃で吹き飛ばす威力がある。世間の荒波を断固として拒否する強靭なニート魂を感じさせる技だ。

◆手に入れたへそくりでユニットを強化! あなたの「推し松」を最強に育て上げよう!

 ステージクリアで得たへそくりを使えば、ユニットや拠点を強化できる。強化されたユニットは、コスト据え置きのままで性能が上昇。お気に入りのユニットを集中的に育て上げて理想のチームを組み上げよう。

 アニメ『おそ松さん』のテイストをいたるところに組み込んだ、キャラクターゲームの鑑のような作品。オーソドックスな作りなので、原作は好きだけどこういうゲームをやったことがない、という人にも十分にオススメできる。ぜひ、ゲームでも六つ子の魅力を味わい尽くしてほしい。

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