歌舞伎やお笑いコンテンツ、「お化け屋敷」のVR化などを国内外に展開予定。最新テクノロジーを活用したスポーツ領域などにも取り組む。
松竹株式会社(以下、松竹)は、カディンチェ株式会社(以下、カディンチェ)、株式会社侍(以下、侍)と、先端技術を活用した新たなエンタテインメント領域の創出を目的とした新会社 ミエクル株式会社(以下、ミエクル)を2018年5月に設立し、本格的に各種事業に取り組むことを発表した。
エンタテインメント産業を取り巻く環境は、日本の人口動態とインバウンドの増加などのマーケットの変化や、スマートフォン向けコンテンツの隆盛により、大きく変化しており、松竹は最新のテクノロジーを用いた歌舞伎の国内外の公演など、新しいエンタテインメント領域の開拓に取り組んでいる。
そういった施策の一環として、消費者の嗜好の変化や技術の進化に対応し、他企業とのパートナーシップによるオープンイノベーションを進める必要があると考え、研究開発型ベンチャーのカディンチェ、世界陸上メダリストの為末大氏が代表を務める侍と、2018年5月にジョイントベンチャーであるミエクルを設立した。
ミエクルでは、「Entertainment×Technology」をテーマに、歌舞伎やお笑いコンテンツのVR化、イベント興行で長年好評を得てきた「お化け屋敷」のVR化にも取り組み、国内外の事業展開を推進する予定だ。
また、2020年に開催される東京オリンピック、2022年の北京オリンピックを視野に、最新テクノロジーを活用したスポーツ領域、超高齢化社会の課題を解決するヘルスケア領域のコンテンツやサービスの開発を進めると発表した。
企業概要
会社名:ミエクル株式会社(Miecle Inc.)
設立:2018年5月
資本金:500万円
株主:松竹株式会社 51%、カディンチェ株式会社 39%、株式会社侍 10%