社内のゲーマーが多いことと人の生活に与えるインパクトの可能性に気づき、eスポーツへの参入を決定。今後は動画をTwitchなどで配信予定。
戦略や業務系のコンサルティングサービスを提供する株式会社Arinos(以下、Arinos)は、新事業としてeスポーツに参入することを発表した。
世界のeスポーツ市場は年々大きくなっており、2021年時点では1700億円に到達すると言われている。その中で、日本のeスポーツ業界の市場規模はまだまだ微小であり、2019年時点の国内の市場規模予測は59億円ほどといわれている。
一方で、「eスポーツ」という言葉の流行語大賞のトップテン入りや、eスポーツ関連のテレビCMの増加、他業界企業の参入が増加していることから、日本のeスポーツシーンも徐々に拡大傾向にある。
Arinosには、社内でゲームをプレイするメンバーが多く、実際にいくつかのeスポーツタイトルではチームを組んでプレイをしている。その経験の中でArinosは、ゲームをプレイする以外に、観戦する楽しみやゲーム内でのコミュニティメンバーと交流する楽しみ、ファンとスタープレイヤーの誕生など、人の生活に与えるインパクトの可能性に気づき、eスポーツへの参入を決定。
今後、Arinosは、コアなファン層がライトなファン層を巻き込み、さらにその周辺の層を巻き込む流れを生む仕組み作り(コミュニティづくり)に注力。既に社内メンバーがプレイしているゲーム内のコミュニティに働きかけ、オンラインイベントやライブ配信(コンテンツの充実)を通して、コミュニティの拡大などを行なう。
また、並行して、事業を運営していくためのマネタイズとして、動画配信における広告収入や投げ銭サービスを検討する。
動画は、TwitchとYouTubeを配信先として検討中。Twitchでは主にライブ配信、YouTubeではTwitchではライブ配信に加え、加工編集した録画動画の配信を行なう予定だ。