元Jリーグ主審の経験をいかして、eスポーツにおけるサッカーのプレイを指導。元サッカー国際審判員がeスポーツの指導を行なうのは日本初。
株式会社三笠製作所(以下、三笠製作所)は、運営中のeスポーツ実業団チーム「KYANOS(キュアノス)」が、元Jリーグの主審として日本のサッカー界を支える小幡真一郎氏と、アドバイザー契約を締結したことを発表。
「KYANOS」はギリシャ語で青色を意味し、空や海のようにeスポーツ界で壮大な存在感を追求したいという想いが込められたeスポーツチーム。
今後、小幡氏は「KYANOS」所属の選手に対し、元Jリーグ主審としての経験を踏まえて、eスポーツにおけるサッカーのプレイ指導を行なう予定。元サッカー国際審判員がeスポーツの指導を行なうのは、今回が日本初の事例とのこと。
本発表に関して、小幡氏と「KYANOS SC」パブリックリレーションズマネージャーの玉利剛一氏がコメントを発表した。
小幡真一郎氏
「ルールはそのスポーツの文化を表すものであり、醍醐味や魅力を保証するものです。審判という立場に加えて、Jリーグを身近で見てきたプレーヤーの思いを踏まえて、eスポーツをサポートしていきたいです。また、eスポーツは日頃からの研鑽してきた技術や戦術を駆使して相手と競い合う競技であり、戦略的な思考が求められると思います。ある意味ではスポーツにおける知的な戦いとも言えます。スポーツが求める「する人、みる人、ささえる人」を増やす、新たな分野からの挑戦だと期待しています」
KYANOS SC パブリックリレーションズマネージャー 玉利剛一氏
「キュアノスを立ち上げ後、選手達のトレーニング環境を整えることが最重要課題であると認識していた中で小幡氏をアドバイザーとして迎い入れられたことを大変嬉しく思います。現在、小幡氏とは筑波大学大学院で共にスポーツマネジメントを学ぶ同級生という間柄で、日々実感していたサッカーへの深い知見をチーム強化につなげたいとオファーしました。審判の目線から指導頂くことで選手達は新しい気づきを得られると確信しています」