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MUGENUP、完全テレワークでのマンガIP開発事業を開始 マンガクリエイターの人材不足解消を目指す

マンガ制作を工程レベルで依頼。フルタイムの制作作業が難しいクリエイターたちが働きやすい環境を構築。

株式会社MUGENUP(以下、MUGENUP)は、電子コミックの市場拡大によって高まる新作マンガのニーズと、クリエイターの人材不足にこたえるために、完全テレワークでのマンガIPの開発事業を開始したことを発表した。

昨今、マンガ配信サービスの普及により、2018年の電子コミック市場は1965億円と紙市場を上回って成長しているが(「出版月報」2019年2月号より引用)、電子コミックは、出版社や雑誌といった従来の枠をこえて配信されることが多く、同じ作品が複数のサービスで配信されるなど、サービスの差別化が難しい環境になっている。

そのため、電子コミック市場における競合との差別化をはかるため、オリジナルの新作マンガIPの制作が求められているが、ニーズに対して、需要に応えられるマンガクリエイターの人材不足が深刻だ。

上記の問題を解消するため、MUGENUPはゲームの2Dイラスト制作のノウハウと、自社開発のプロジェクト管理ツールをいかすことで、マンガの制作を工程ごとに分解、完全テレワークによるマンガIPの開発体制を構築した。

これにより、育児や介護、遠隔地在住、兼業などの理由で、フルタイムの制作勤務が難しいクリエイターたちも働きやすい環境をつくり、人材の確保を推進。マンガの制作工程ごとに、それぞれを得意とするクリエイターが担当することで、作品のクオリティアップや制作期間のスピードアップに取り組んでいく。

MUGENUPのマンガIP開発体制 イメージ図

プロジェクト管理ツールによるマンガ制作画面

MUGENUPは、マンガIP開発事業の第1弾として『写真甲子園シャッターガール moment(原作:桐木憲一、出版:小学館、以下、シャッターガール)』の電子版を3月1日(金)にリリース。さらに、本事業を立ち上げる2019年度において、オリジナルIPと受託制作をあわせて10作品を制作する予定だ。

本事業の立ち上げにあたり、MUGENUPの代表取締役である伊藤勝悟氏と、『シャッターガール』の原作者である桐木憲一氏が以下のコメントを寄せた。

株式会社MUGENUP 代表取締役 伊藤 勝悟氏
「弊社がこれまで培ってきた『リモート、分業でデジタルコンテンツを制作する』という体制を活かし、マンガの制作に取り組みます。その強みは一定の品質を維持したうえで、短期で大量にコンテンツを制作できることであり、この度ご一緒させていただいた桐木先生にも非常にスムーズな対応をしていただいたことで、改めて私達のやり方に自信を持つことができました。今後もあらゆるコンテンツの制作環境づくりに挑戦していきます。」

『写真甲子園シャッターガール moment』原作 桐木憲一氏
「今回『写真甲子園シャッターガール』という作品を株式会社MUGENUP様と共同制作させていただきました。原作・ネームまでを自分が、作画をMUGENUP様が、編集作業を小学館様が担当していただくという役割分担を「Save Point」というソフトを使用してクラウド上で作品を完成させていきました。漫画の制作スタイルが変わり続けている昨今で、今後もこのようなソフトを使用した効率的な制作スタイルが増えていくだろうという気がしています。」

関連サイト

株式会社MUGENUP公式サイト
「Save Point」公式サイト

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