Two Point Studiosは2016年に設立された独立系の開発スタジオ。コンテンツ開発力と開発ノウハウをいかして新規IPの創出を目指す。
株式会社セガゲームス（以下、セガゲームス）は、欧米地域における新IP創出に向けて、イギリスの開発会社であるTwo Point Studios Limited（以下、Two Point Studios）の全株式を5月8日に取得し、同社を買収したことを発表した。
Two Point Studiosは、Lionheadスタジオ出身のGary Carr氏とMark Webley氏、Ben Hymers氏らによって、2016年に設立された独立系の開発スタジオ。開発規模は20人と小規模だが、受賞実績もある複数の高評価タイトルに携わっていた経験豊富なメンバーが所属。独創的な世界観と遊びやすさを備えたシミュレーションゲームの開発を強みとしている。
これまで同社は、セガゲームスの欧州子会社セガ・ヨーロッパのサーチライト・プログラム（セガの気風にあったフランチャイズ化の可能性を持った新規IPをもたらすスタジオの発掘を目的とする取り組み）の一環として、2017年からセガ・ヨーロッパとパブリッシングに係るパートナーシップを築いてきた。
今後、Two Point Studiosは、セガ・ヨーロッパのもと、セガの開発スタジオであるCreative Assembly Ltd.や Sports Interactive Ltd.などと並び、新しいフランチャイズの立ち上げを目指して、タイトルを開発。
また、セガゲームスは、今回のTwo Point Studiosの取得により、同社が持つ優れたコンテンツ開発力と開発ノウハウをいかして新規IPを創出し、展開を拡大していくことで、グローバルなゲーム市場での存在感を一層高めていくと公表した。