配信地域の文化や習慣にあわせたローカライズや翻訳など、海外配信する際に必要な業務を代行。設立当初は台湾、香港などへの取次事業を展開。
株式会社アムタス(以下、アムタス)は、と株式会社パピレス(以下、パピレス)と日本の電子コミックを海外市場へ向けて取次販売や翻訳サポートなどを行なう共同出資会社「アルド・エージェンシー・グローバル株式会社(以下、AAG)」を設立することで合意したことを発表した。
本件に関しては、アムタスの親会社であるインフォコム株式会社が2018年3月にパピレスの株式を取得し、主要株主となってから両社協業の可能性を検討し、それが実現したもの。
AAGでは、配信地域の文化や習慣にあわせた作品のローカライズや翻訳をはじめ、海外配信先の確保、支払いシステムの提供など、出版社が海外でコンテンツを配信する際に必要なほぼすべての業務を代行する。
設立当初は、パピレスの台湾、香港、アメリカの子会社へ取次事業を行なうとおもに、3ヶ国を配信先とする電子書籍事業者を開拓。将来的には、ヨーロッパやその他のアジア地域でも同様の事業を展開することを計画している。
AGGの代表取締役社長は、パピレスの代表取締役社長である松井康子氏が務める。
今後、電子コミック事業者として国内で築いたアムタスのブランド力と、海外に子会社を持ち、電子コミック配信事業を行なうパピレスのノウハウを組み合わせた取次事業を展開し、海外の読者へ日本のコミックが届けられるよう、出版社の支援を行なっていく。
企業概要
会社名:アルド・エージェンシー・グローバル株式会社
代表取締役社長:松井康子
所在地:東京都千代田区紀尾井町3-12
設立日:2019年7月(予定)
事業開始時期:新会社設立後、 直ちに事業を開始します
事業内容:電子コミックの海外販売向けコンテンツの配信許諾代行、翻訳サポート、海外販売先への取次と配信先の開拓
対象地域:全世界(当初は中国、台湾、北米)
資本金:100百万円(資本金:50百万 資本準備金:50百万)
出資比率:パピレス66.6%、アムタス33.4%