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BlockPunk、世界初のブロックチェーントークン型アニメ映画「微睡みのヴェヴァラ」を発売

BlockPunk

動画の視聴権が紐づいたブロックチェーントークンを購入して視聴するアニメ。監督によるオーディオコメンタリーなども視聴可能。

BlockPunkは、スタジオARCHやsyo5監督とともに送る世界初のブロックチェーントークン型アニメ映画「微睡みのヴェヴァラ」を発売したことを発表した。

BlockPunkは、シンガポールに拠点を構える、エンタメ系テックスタートアップ企業。

今回発表されたアニメ映画「微睡みのヴェヴァラ」は、アメリカ・ロサンゼルスで行なわれた「Anime Expo 2019」で公開したもの。作品は、新進気鋭の監督syo5(“shogo”)が自主制作したデビューショートアニメ作品であり、独立系アニメ企画プロデュース会社であるARCHとBlockPunkが共同で配信を行なう。

本作品は、BlockPunkのサービス上で動画の視聴権が紐づいたブロックチェーントークンを購入することで視聴可能。500トークン限定販売で、価格は15USD($)、もしくは同価格のイーサでも購入できる。

ビデオトークンの所有者は、動画をストリーミング視聴できるほか、監督によるオーディオコメンタリーや中間制作物であるアートワーク、デザイン素材などのスペシャルコンテンツが特典として付属されている。さらに、トークン所有者限定1人に抽選で、監督描き下ろしの独占イラストがプレゼントされる。トークンが売り切れた後、BlockPunk上でトークンの再販が可能になっており、販売額の一部はクリエイターに還元される。動画はハリウッド標準のDRMで保護されており、ブロックチェーンに記録することによって、クリエイターの権利が保護される。

本作の発表について、BlockPunkのCEOであるJulian Lai-Hung氏、ARCH代表取締役の平澤直氏、監督を務めたsyo5氏がコメントを寄せた。

BlockPunk 共同創業者兼CEO Julian Lai-Hung氏
「アニメファンはお気に入りのクリエイターを支援するためにブルーレイボックスを購入することもありますが、実際にクリエイターに還元されるのはそのごく一部です。この仕組みを使えば、ファンはお気に入りのクリエイターから直接動画を購入し、その大部分が制作元に還元されるのを確認できます。さらに限定特典を利用できたり、ブロックチェーンに記録されたデジタルコンテンツという形で再販することもできます。我々の目標は、日本のアニメ業界でクリエイターを発掘し世界に発信していくことです。この素晴らしいデビュー作品を配信しsyo5とARCHをサポートできることにとてもワクワクしています。」

ARCH 創業者兼代表取締役 平澤直氏
「syo5とBlockPunkと一緒にこの面白いコラボレーションに取り組めることを光栄に思います。今後、ブロックチェーンがどのように世界中のクリエイターとファンを繋ぐ新しい架け橋を作っていくのか、とても興味があります。」

syo5氏
「アニメエクスポで作品を発表し、世界中のファンの方と会えるのをとても楽しみにしています。映像を楽しんで頂き、それと合わせて提供される特典物を通してその映像がどのように作られたかも感じてもらえればと願っています」

関連サイト

BlockPunk公式サイト(海外サイト:英語)

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