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Wizards of the Coast、TCG『マジック:ザ・ギャザリング』において2020年以降のeスポーツ計画を発表

2020年シーズンから新しく育成リーグ「ライバルズ・リーグ」を発足。『MTGアリーナ』でも「ミシックインビテーショナル」を年3回開催。

Wizards of the Coast LLCは、トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング(以下、マジック)』において、2020年以降にプロ制度における育成リーグを発足するeスポーツ計画と、世界規模のイベントを行なうことを発表した。

『マジック』は、2018年12月に世界中から集められたトッププレイヤー32人からなる「マジック・プロリーグ(以下、MPL)」を設立し、年間75000ドル(約800万円)のプロ契約のもと、選手は3つのスプリットを通してPCゲーム「MTGアリーナ」でリーグ戦を開催。所属選手には各種招待制イベントへの参加権利が自動的に付与され、リーグ戦の勝者には賞金制イベント「ミシックチャンピオンシップ」へのシード出場権が与えられるというもので、MPLには現在3人の日本人選手が所属している。

MPL所属の3名。左から行弘賢選手、八十岡翔太選手、佐藤レイ選手。

2020年シーズンから新しく育成リーグ「ライバルズ・リーグ(以下、ライバルズ)」を発足。MPL所属への登竜門となる本リーグには、合計46人が参加する予定。MPL所属の選手は、現在の32人から24人まで絞られるとともに、ライバルズ所属の選手には、それぞれのイベント賞金のほか、参加褒賞として最大20000ドル(約210万円)が贈呈される。リーグ発足に伴い、MPL昇格戦とライバルズ降格戦である「MPLガントレット」を実施することを発表した。

さらに、本発表にあわせて、世界最強のプレイヤーを目指すためのプロ競技システムを一新。テーブルトップ(実物のカードを使った卓上プレイ)については、各種予選イベントの突破などにより世界規模の大会「プレイヤーズツアー」への参加が可能になる。

PCゲーム『MTGアリーナ』についても、賞金総額750,000ドル(約8000万円)のイベント「ミシックインビテーショナル」を年3回開催。MPLやライバルズ所属選手のほか、ミシック予選イベントの突破者らを招待。この予選については各シーズン終了時のゲーム内ランキングにて1,200位以内に入ることで参加可能であるため、これから始める新規プレイヤーにも十分参加のチャンスが与えられる。

PCゲーム「MTGアリーナ」を使ったMPL所属選手によるリーグ戦の様子

関連サイト

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイト

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