2011年から数億円以上かけて「プロジェクトNT」として開発されたゲーム。ユーザーを満足させられる基準に満たないことから開発中止を決定。
株式会社ネクソンの子会社であるNEXON Korea Corporation(以下、ネクソンコリア)とその関連会社ThingSoftが、MMORPG『PERIA CHRONICLES』の開発を中止したことを、韓国メディアTHIS IS GAMEが報じた(参考URL:THIS IS GAME記事※韓国語)。
『PERIA CHRONICLES』は、2011年から「プロジェクトNT」という名称で開発されていたゲーム。最新のカートゥーンレンダリング技術を使い、アニメーション風のゲーム画面と可愛らしい戦闘が特徴のゲームで、ファンタジー世界を舞台にストーリーが展開されるもの。2012年10月にはネクソンがThingSoftと、日本や韓国、アメリカ、ヨーロッパ地域でのパブリッシング契約を締結した。
報道によると、本作はこれまで数百億ウォン(日本円で数億円)以上の資金を投資しており、2019年4月にはCBTを実施していた。開発中止に関しては「内部で議論した結果、これまで何度も内外でゲームテストを行ない、ゲーム性を点検したが、ユーザーを満足させることができないと、最終的な結論を出し、プロジェクトを中止した」と理由が公表された。
ネクソンコリアは、発売を待ってくれたユーザーに申し訳ないとしており、『PERIA CHRONICLES』の開発経験をベースに、より大きな楽しみを提供できるゲーム開発に尽くしていくと発表したとのこと。
(金額は100円:1148ウォンで計算)
関連サイト
株式会社ネクソン公式サイト
『PERIA CHRONICLES』公式サイト(海外サイト:韓国語)