◆大人気の番長シリーズ最新作をアプリでシミュレート
パチスロアプリ1機種を前後編にわけてコラムを書いているので、第5回目となる今回からは機種も変わり、ホールで話題の『パチスロ 押忍!サラリーマン番長』(大都技研)のアプリをプレイします。パチスロファンには言わずと知れた人気シリーズの最新作。初代の時は今よりもパチスロ業界が盛りあがっていたし、もしかしたら番長シリーズを知らなくても曲だけは知っているっていう人もわりといるかも。
原稿を書くタイミングがほぼ導入直後だったので、今回もパチプロのパンチを呼び出して仕事帰りのサラリーマンのごとく居酒屋で一杯やりながらオートプレイを眺めつつゲーム性の説明でもしてもらおうかと思ったら、スケジュール的に結構厳しそう……とはいえ前作とは異なる点も多いようなのでどうしようかなーと考えていたところ、気づいたらホールにいました(笑)。
※1 頂RUSH:本機におけるAT(※1)のこと。純増枚数は1Gあたり+2.8枚で1セット50G(※2)。頂RUSH中のレア役やボーナス当選などでゲーム数の上乗せが行なわれる。
※2 AT:アシストタイムの略。AT中は、押し順を当てないと揃わない役の正解の押し順を液晶画面などでナビしてくれる。
※3 G:ゲーム数のこと。ゲーム数のカウントはボーナス終了時を起点にするのが一般的。
やはり個人的にはアプリよりも実際に身銭を切って打ったほうが頭に入ってくるなあ、というこのコラムの趣旨とは裏腹なことを言いつつ(苦笑)、ゲーム性をなんとなく把握。
ここで説明するには限りがあるけれど、簡単に説明するなら基本的には前作を踏襲。ただしATの純増枚数は1ゲームあたり約2.8枚に大幅アップ。ボーナスは前回同様の番長ボーナスと超番長ボーナスに加えて新たに上乗せゲーム数が大幅アップするSRUSH(スラッシュ)ボーナスが追加されて、頂RUSHは赤と青の2種類(青のほうが継続や上乗せに期待できる!?)に進化。頂RUSHの演出もボーナス同様に3種類から選べるようになったり、絶頂RUSH(※4)とは別に頂SRUSH(※5)という名の上乗せのチャンスが倍々になる新たなチャンスゾーンがあったりと新要素も見逃せない感じ。
※4 頂SRUSH:頂RUSH中にSRUSHチャレンジが発生すると突入のチャンス。突入時は頂RUSHのゲーム数減算がストップし、レア役成立時の上乗せ抽選回数が2倍になる。頂SSRUSH突入時はなんと上乗せ抽選回数が4倍に!
※5 絶頂RUSH:頂RUSH中のボーナス当選時に抽選。当選時はボーナスの前兆が絶頂RUSHになる。10G+α継続し、毎ゲーム5~200Gを上乗せする大量上乗せチャンス。
◆リール配列を見ながらスベリコマ数まで確認しつつ打てる
ゲーム性の話はこの辺にして、そろそろアプリを遊んでみることに。基本プレイ以外にボーナスとATの演出を選択できるようになる「BB(※6)/ATパック」、好きな設定で遊技できる「設定変更」、オートプレイやウェイトカットが可能になる「アシスト機能」、オートプレイを高速にできたりプレイデータのセーブが可能になる「エクストラ機能」がゲーム内課金により使用可能になるとのことでひとまず全部まとめて購入。今回は設定1と6(※7)を3000Gくらいずつ回してどんなデータになるか見てみたいなと思ったので高速オートプレイの機能を活用しようかなと。
※6 BB:番長ボーナス。赤7or青7が揃って突入。青7のほうが赤7よりも頂RUSH当選期待度が高い。いずれも最低40G、最大で100Gまで継続する可能性がある。BB中に7が揃えば頂RUSHに当選(すでに当選している場合は頂RUSHのゲーム数を上乗せ)。
※7 設定:パチスロには6段階の設定があり(一部例外あり)、ホール側が任意に設定できる。設定1が最低設定、設定6が最高設定となり、設定が高いほど打ち手が勝ちやすい仕様となっている。一般的に高設定と言うと、設定4以上を指すことが多い。
ゲーム画面はわりと情報が盛りだくさんで、ゲーム数やボーナス回数、メダルの差枚数に加えてリール配列を表示させたり各リールのスベリコマ数まで表示させることが可能。「あれ?今の目押しミス?」なんて疑問もスベリコマ数を見れば一目瞭然です。
▲充実のデータ表示機能。打ちながら知りたい情報はひと通り網羅されつつもプレイを邪魔しないレイアウト。
ということでウェイトカット(※8)、高速オートプレイで設定1と設定6を3000Gずつ遊技してみた結果がコチラ。
※8 ウェイト:パチスロには1ゲームあたり4.1秒の最低遊技時間が設定されており、4.1秒の感覚が空けられない場合はスタートレバーを叩いてからストップボタンが有効になるまでのウェイト時間が発生して最低時間を調整する。ウェイトカットとは4.1秒の規制をなくし、いかなる場合でもスタートレバー後すぐにストップボタンが有効になる。ゲームなどでは遊技の高速化を図るために、実機の仕様とは異なるが機能として搭載されていることが多い。
<設定1データ>
総プレイ数…3039G
超BB(※9)回数…0回(―)
BB回数…11回(1/276)
ボーナス合算確率…1/276
AT回数…2回
AT最大継続ゲーム数…50G
所持メダル…243枚
差枚数…-2707枚
出玉率…74.86%
仮想投入金額…5万9000円
仮想収支…-5万5000円
※9 超BB:超番長ボーナス。BBと違いゲーム数は50G固定。当選時点で頂RUSHの当選も確定する。超BB中に7揃いした場合は頂RUSHのゲーム数を上乗せ。
▲設定1のボーナス履歴とスランプグラフ。ほぼ下降線といった感じで見せ場なし。最低設定とはいえわりと酷い目にあった感じ。
<設定6データ>
総プレイ数…3000G
超BB回数…0回(―)
BB回数…14回(1/214)
ボーナス合算確率…1/214
AT回数…6回
AT最大継続ゲーム数…500G
所持メダル…2684枚
差枚数…1234枚
出玉率…111.07%
仮想投入金額…2万9000円
仮想収支…2万4000円
▲序盤はなかなか頂RUSHがついてこない展開に気をもむものの、途中からは設定6だからなのか一気に盛り返し、さらに伸びていきそうなところで3000G終了。ATの回数が設定1と比べて多いところが設定6ならではの部分か!?
トータルのデータはもちろん、スランプグラフを見られるのが個人的に結構いいなと感じたところ。機種にもよりますがスランプグラフ見て低設定ならではの挙動や高設定ならではの挙動なんてのもあったりするので、たくさんプレイしてみてそういった傾向があるかどうか探してみるのも面白いかなと。
次回はオートプレイの終了条件を活用して絶頂RUSHあたりを堪能してみようかなと思ったり、といったあたりで前編はそろそろ終了。またよろしくどうぞ!
この記事を書いた人
パチンコ歴は20年以上、パチスロ歴は15年以上、趣味が高じてパチスロ攻略誌の編集になったあの日から早10年以上。いわゆる技術介入全盛の時代にパチスロにどっぷりハマってしまったダメな世代。最近は何故か声優さんとパチ&スロについて語るニコ生をやっていたり。アニメとかゲームも好き。Twitterアカウント@DRILLSTAR