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スクエニHD、東京藝術大学に新設された「大学院映像研究科ゲームコース」へ講師を派遣

各講義ではゲーム開発に関する様々なトピックスについて学習。今後は講師派遣のほか、ゲーム制作へのメンタリングなども予定。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(以下、スクエニHD)は、国立大学法人東京藝術大学(以下、東京藝術大学)が2019年度から開設した「大学院映像研究科ゲームコース」の科目「芸術と情報」に対し、プロデューサー及びクリエイターを、講師として派遣し、講義を行なうことを発表した。

スクエニHDと東京藝術大学は、2017年度に「東京藝術大学にゲーム学科ができたとしたら」という想定のもと、東京藝術大学COI拠点・大学院映像研究科と協力し、期間限定でゲーム学科を立ち上げ、映像研究科の学生たちが株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)のクリエイターによるメンタリングのもと、アニメーションをゲームに展開する「A to G プロジェクト」や『ファイナルファンタジーXV』の制作プロセスの展示などを行なってきた。

また、2018年度には「東京藝術大学ゲーム学科第0年次展」と題した展示会を開催し、スクエニHDグループの株式会社Luminous Productions(以下、Luminous Productions)のクリエイターをメンターとした「A to Gプロジェクト」の成果を披露した。

今回、ゲームに関連した様々な知識を2年かけて専門的に学べる「ゲームコース」が東京藝術大学大学院映像研究科に開設。アカデミックの場において、ゲームの可能性や映像表現のフィールドを拡げる取り組みを行なうことになった。

今後は、スクエニからゲームコースへの講師派遣や、Luminous Productionsのクリエイターによる「A to G プロジェクト」におけるゲーム制作へのメンタリングなどを積極的に行なっていく。

本発表に関して、スクエニHD代表取締役社長の松田洋祐氏と東京藝術大学副学長の岡本美津子氏が以下のコメントを寄せた。

スクウェア・エニックス・ホールディングス 代表取締役社長 松田洋祐氏
「スクウェア・エニックス・グループは、教育機関とのつながりを大切にし、次世代育成に繋がるさまざまな活動の支援・取り組みを行っています。デジタル・エンターテインメントのリーディングカンパニーとして、産業の進化を担い、日本及び世界における業界の位置づけを、より一層高めることに貢献したいと考えています。東京藝術大学との取り組みを通じて、 学術・芸術分野との連携を強化し、グローバルに活躍出来る人材を育成することに努めます。」

東京藝術大学副学長(国際・ダイバーシティ推進担当) 岡本美津子氏
「東京藝術大学では2019年度より、大学院映像研究科に2年間のゲームコースを開設しました。ここではゲームを芸術の一分野として捉え、研究や作品制作を通してゲームの可能性を開拓することを目指しています。アニメーションから出発してゲームを作るAnimation to Game(A to G プロジェクト)の実践など、映像研究科が得意とする分野を活かしながら、映像表現のフィールドを広げる教育研究活動をしていきます。特にこのコースでは産業界との連携を重視しており、スクウェア・エニックス・グループからゲーム制作の第一線におられるプロデューサー、クリエイターに講師として来ていただくことで、制作の現場で培われた知識を大学の環境の中で次世代に引き継いでいくことを意図しています。」

講義概要

講義名: 芸術情報センター開設科目「芸術と情報」 ※一般聴講不可
日時:後期毎水曜日5限(16:20~17:50)
場所:美術部第一講義室
担当教員:桐山 孝司
講義予定:
11月6日(水)
「ゲーム開発全般について」
講師:スクウェア・エニックス 取締役 ゲームデザイナー 吉田 直樹

11月13日(水)
「ゲームグラフィックスにおけるハイエンドなキャラクター表現について」
講師:Luminous Productions リード3Dキャラクターアーティスト 黒坂 一隆

11月20日(水)
「芸術と人工知能」
講師:スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー 三宅 陽一郎

11月27日(水)
「ゲーム開発とR&D ~共同研究事例紹介~」
講師:スクウェア・エニックス R&Dテクニカルプロデューサー 長谷川 勇

12月11日(水)
「ゲームにおけるサウンドの創造と役割」
講師:スクウェア・エニックス サウンドディレクター 矢島 友宏

12月18日(水)
「ゲームデザイン」
講師:Luminous Productions ゲームデザイナー
サン パサートウィットカーン パサート

12月25日(水)
「テクノロジーとアートの融合~ヴィジュアルワークスが手掛けるCG映像制作~」
講師:スクウェア・エニックス ヴィジュアルワークス部 チーフクリエイティブディレクター
生守 一行

2020年1月8日(水)
「ローカライズについて」
講師:スクウェア・エニックス シニアローカライズリード(EN)
マイケル・クリストファー コージ フォックス

※当社グループ社員登壇予定講義のみ記載
※2020年1月8日以降の講義内容は未定

関連サイト

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
東京藝術大学公式サイト

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