セガサミーグループの成長と世界市場における競争力強化などから合併を決定。今後は既存有力タイトルの海外市場における拡販などに取り組む。
セガサミーホールディングス株式会社（以下、セガサミーHD）は、12月24日に開催した取締役会において、連結子会社の株式会社セガゲームス（以下、セガゲームス）及び株式会社セガ・インタラクティブ（以下、SIC）の2社を、セガゲームスを存続会社として吸収合併すること、一部連結子会社の商号変更を実施することを決議し、これを発表した。
セガサミーグループは2017年5月に、2020年3月期を最終年度とした中期経営計画「Road to 2020」を策定し、企業価値の拡大に取り組んできた。エンタテインメントコンテンツ事業では、市場が拡大傾向にある海外を中心としたパッケージゲーム分野が好調に推移し、安定的な収益を創出できる体質を構築した。
一方で、国内のモバイルゲームを中心としたデジタルゲーム分野が低迷したことから、「Road to 2020」策定当初に掲げていた目標の達成が困難になった。
今後、5Gやクラウドなどのテクノロジーやインフラの発展に伴い、新しいゲームプラットフォームやビジネスモデルが普及するにつれ、グローバルゲーム市場は継続して拡大すると想定される中で、セガサミーグループのプレゼンスを向上し、さらなる成長を実現するためには、グループの主要事業会社であるセガゲームスとSICの2社を統合し、今まで以上にグループの国内R＆Dリソースを機動的に再配置し、世界市場における競争力を強化していく必要があることから、吸収合併を決定。
合併期日（効力発生日）は2020年4月1日を予定している。
今後は、好調な既存有力タイトルの海外市場におけるさらなる拡販と、国内R＆D発のグローバルタイトルの開発に積極的に取り組むと共に、グループの総合力を生かしたIPの副次的展開によるグループシナジーの創出を推進していくと発表した。
詳細は公式サイトを確認してほしい。