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日本能率協会総合研究所、オーディオブック市場の推計を発表 2024年には260億円規模に成長

オーディオブックは30歳代から40歳代の利用者が多く、過半数が移動中に利用。今後はサービス認知度の向上などで市場拡大の見込み。

株式会社日本能率協会総合研究所(以下、日本能率協会総合研究所)は、自社が提供するリサーチプラットフォーム「MDB Digital Search」において、オーディオブック市場を調査し市場規模を推計した。それによると、オーディオブック市場は、2024年に260億円規模に成長する見込みと発表した。

今回、声優やナレーターが朗読した書籍、 講演や話芸などをコンテンツ化し、音声データ自体を商品としてWebで提供しているオーディオブックを対象に調査を実施した。

オーディオブックは、株式会社オトバンクが2007年にスタートしたサービスが国内では先駆けとみられ、2011年以降のスマートフォン普及とともに市場が形成された。さらに、Amazon.comの子会社Audibleが、2015年に日本市場に参入したことで市場が活性化した。サービスは、オーディオブックの専業事業者からの提供か、電子書籍販売の一形態としての提供かの2パターンとなっており、購入には都度課金型と定額制のものがある。いずれも、出版社や声優事務所などが独自にコンテンツを制作、販売しているものがあるがごく一部のものになっている。

紙の書籍や電子書籍の代替手段として、目を休めながら時間を有効に活用できることが支持されているほか、声優によるナレーションや、落語、講談といった話芸など、音声ならではのコンテンツとして人気を集めている作品も多数ある。

若年層からの支持が厚い人気声優を活用した朗読コンテンツや、中高年層からの支持が厚い講演会など、多様なコンテンツが幅広い年代に利用され、中でも30歳代から40歳代の利用者が多いとのこと。

また、利用者の過半数が移動中に利用しており、三大都市圏では通勤時の電車内で、三大都市圏以外では自動車の運転中での利用が多い傾向だ。

今後のオーディオブック市場は、サービス認知度の向上、提供コンテンツの充実化により、市場規模は拡大すると見込まれている。

調査結果の詳細については、リサーチプラットフォーム「MDB Digital Search」に掲載のレポートを確認してほしい。

関連サイト

株式会社日本能率協会総合研究所公式サイト
リサーチプラットフォーム「MDB Digital Search」公式サイト

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