中国が主催した国際eスポーツカンファレンスイベントに参加。日本代表として参加各国や企業と連携を深め、日本eスポーツ産業の発展を目指す。
一般財団法人日本esports促進協会(以下、JEF)は、1月8日に中国の西安で開催された国際eスポーツカンファレンスイベント「2020年シルクロード西安国際esportsカンファレンス」に出席し、日本代表として「国際esports連盟」への参加に調印したことを発表した。
このカンファレンスは西安国家民用航天産業基地で開かれたもので、中国オリンピック委員会(以下、COC)副主席の刘吉氏や、西安市政府秘書長である黄晓华氏をはじめ、ブラジル、シンガポール、日本、ロシア、アゼルバイジャン、クロアチア、トルクメニスタン、ウクライナ、キルギス、ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタンを含む13か国のeスポーツ協会及び連合の代表が集まり、自国のeスポーツの現状や今後の課題について議論が交わされた。
COCの刘吉氏は「eスポーツは新たな可能性を秘めた複合スポーツである。科学技術やエンターテインメント、文化産業、旅行産業にも影響をもたらし、若い世代のスポーツに新たな歴史と国際性を築き上げた。」とコメントし、参加した各国の代表に対しては「共に手を取り合い世界のeスポーツ産業促進の為に協力する」と述べ、「国際esports連盟」の創設の宣言と調印式を行った。
カンファレンスでは5年以内に「国際esports連盟」への参加国を65か国まで増やすことが目標に掲げられ、参加各国のeスポーツ産業を発展のために連携し、それに付随するデジタル産業の促進に関しても、中国企業のテンセントや中央アジア委員会等、主要企業及び組合と協力することで合意した。
この合意に関してJEFは「国際esports連盟」の日本代表として参加国や企業の代表者と関係を深め、日本のeスポーツ産業の促進に対して協力を求め、2020年内に各国と協力体制を構築する意向を表明した。
JEF副理事長を務める鴨志田氏は、日本のeスポーツ産業に関する現状やその可能性などを演説し、各国との連携を呼びかけるとともに、日本の同産業のさらなる国際化に対して取り組みを強化すると発表。
2020年に主要eスポーツ国際大会の決勝大会を日本誘致することを明らかにした。
この「シルクロード西安国際esportsカンファレンス」は、今後も毎年開催される予定で、JEFは日本代表として、各国との連携強化や、日本のeスポーツ産業促進のために活動するとのこと。