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日本商品化権協会、日本商品化権大賞2019の表彰作品を発表 国内部門は「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』」などが表彰

商品化権ビジネス業界に貢献した作品に贈られる賞。2019年の特別審査員賞を受賞した「ヒプマイ」は経済効果100億円超を達成。

一般社団法人日本商品化権協会は、日本国内において実施したキャラクターの顧客吸引力を高めた施策や、日本発のキャラクターが海外で実施した施策から優れた施策について表彰する「日本商品化権大賞2019」を発表した。

今回は、国内部門2作品、グローバル部門1作品、審査員特別賞1作品が選ばれ、国内部門には「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(受賞者:2019「ワンピース」製作委員会)」と「チコちゃんに叱られる!(受賞者:株式会社 NHK エンタープライズ)」の2作品が受賞。グローバル部門には「ドラゴンボール超 ブロリー(受賞者:「2018 ドラゴンボール超」製作委員会)」が受賞。さらに、審査員特別賞として「ヒプノシスマイク(受賞者:EVIL LINE RECORDS)」が選ばれた。

「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』」に関しては、タイアップやコラボ、キャンペーンなど多くのクライアントと行なったことが評価され、特に横須賀市及び京急グループとのコラボ企画須「京急〝宴〟線 真夏の ONE PIECE 列車」、「宴島 2019 真夏のモンキー・D・ルフイ島」が大きな話題になったのが決め手となった。

「チコちゃんに叱られる!」は、着ぐるみ+CGによる多彩な表現や、5歳とは思えない「ボーっと生きてんじゃねーよ!」という決め台詞が老若男女に受けて社会現象になった。

展示と物販をあわせて行なわれたイベント「チコちゃんに叱られる! 銀座祭り」では、銀座に続いて、名古屋、福岡、京都へ巡回したところ、各地で大盛況となり、入場待ちには50~70代のファンが並ぶなど、子供からシニアまで楽しめる「チコちゃん」ならではの売り場を創出し、商品化権ビジネスの発展に貢献したとして表彰された。

グローバル部門の受賞作品となった映画「ドラゴンボール超 ブロリー」については、2018年12月以降の全世界公開にあわせ、観光名所でもある東京スカイツリーで展望エリアを使用したコラボイベントをはじめ、関東や関西、東海、九州など、国内各エリアの鉄道網で主要駅を巡るスタンプラリーの実施、全世界3億DLを記録したゲームアプリ『ドラゴンボール Z ドッカンバトル』での映画公開キャンペーン、北米で7会場30万人超が参加した「DRAGON BALL NORTH AMERICA TOUR 2018」の開催など、グローバルな施策を実施した。

これらの施策により、この映画の全世界興行収入は135億円を突破し、世界市場規模約2500億円のグローバルなミレニアル世代向け市場が創出され、商品化権ビジネスの発展に貢献したことが評価となった。

審査員特別賞に選ばれた「ヒプノシスマイク」は、EVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト。総勢18人のキャラクターが、池袋や横浜、名古屋、大阪など6チームにわかれてラップバトルを展開するという音楽と音声ドラマを主軸としたIPだ。

2019年8月には公開済みのミュージックビデオの動画再生回数の合計が1億5000万回に達し、2019年からは音楽だけでなくコミカライズや2.5次元ミュージカル化など、マルチメディアでの展開がスタート。2020年はついにアニメ化が決定している。

商品はアパレルや缶バッジ、ぬいぐるみ、フィギュアなど、約300アイテムが発売され、経済効果100億円超を達成するなど、若年層から大人の女性まで幅広い市場を創出し、商品化権ビジネスの発展に貢献したことから表彰された。

関連サイト

一般社団法人日本商品化権協会公式サイト

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