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セガサミーHD、『新サクラ大戦』などの新作タイトルや運営タイトルの好調で営業利益280億円 2020年3月期第3四半期決算

セガサミー

パチスロの販売台数の大幅な増加で収益性が改善。デジタルゲームの堅調な推移や新作ゲーム・玩具の発売でエンタテインメントコンテンツ事業は増収増益。

セガサミーホールディングス株式会社(以下、セガサミーHD)は、2020年3月期第3四半期決算(連結)を2月5日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間における売上高は2808億800万円(前年同期比12.2%増)、営業利益は280億6600万円(同135.4%増)、経常利益は258億5200万円(同186.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は229億8900万円(前年同期は純利益6億8100万円)となった。

経営成績に関する説明

遊技機事業
パチスロ遊技機に関しては、大型タイトル『パチスロ北斗の拳 天昇』や『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3HI-EVOLUTION ZERO』などを販売し、10万5000台の販売(前年同期は3万1000台の販売)となった。

パチンコ遊技機では『Pガオガオキング3』など、7万5000台(前年同期は13万6000台の販売)を販売した。

上記の結果、売上高は862億5300万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は207億5700万円(同116.2%増)となった。

エンタテインメントコンテンツ事業
デジタルゲーム分野では、第2四半期までに実施したタイトル譲渡やタイトル提供などに伴う一過性収益を計上したが、運営中タイトルに関してもおおむね堅調に推移している。また、前期に減損処理を行なった影響で、費用が大幅に減少した。

パッケージゲーム分野では、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』や『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』『新サクラ大戦』などの大型新作タイトルや、既存タイトルのリピート販売により、販売本数は1933万本(前年同期は1851万本)であった。

アミューズメント機器分野においては、新作タイトル『StarHorse4』を販売した。

アミューズメント施設分野は、プライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舖の売上高が前年同期比で0.7%増加した。

映像・玩具分野については、映像配信の収入を計上した。玩具では『マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン』などの新製品を販売し、業績は堅調に推移した。

上記の結果、売上高は1862億6300万円(前年同期比12.1%増)、営業利益は161億9700万円(同52.8%増)となった。

リゾート事業
リゾート事業では、『フェニックス・シーガイア・リゾート』において九州域を中心とした宿泊プランなどの施策を行ない、利用者数が堅調に伸長した。一方で、日本国内におけるIR(統合型リゾート)参入に向けた費用が増加した。

海外においては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.が運営する韓国初のIR『パラダイスシティ』において、国内向けプロモーションの効果等により、日本人VIPを中心に多数のユーザーが来場した。

上記の結果、売上高は82億9000万円(前年同期比4.3%増)、営業損失は23億1000万円(前年同期は営業損失19億1800万円)となった。

2020年3月期通期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結業績予想の修正

遊技機事業では、複数タイトルの発売時期が来期に遅延するため、販売タイトル数と販売台数が当初の計画から減少したことで、売上高及び営業利益が前回発表予想を下回る見込みとなった。

エンタテインメントコンテンツ事業については、パッケージゲーム分野において新作タイトルの販売本数が想定を下回って推移。アミューズメント機器分野が低調に推移した一方で、デジタルゲーム分野における改善が進んだことから、売上高は前回発表予想を下回り、営業利益は前回発表予想を上回る見込みになった。

また、11月28日に公表した固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上、及び税金費用が減少したことから、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を上回る想定になった。

上記の結果、売上高は3670億円、営業利益は270億円、経常利益は240億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は210億円になる見込みと発表した。

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年3月期第3四半期決算説明・補足資料
通期業績予想の修正に関するお知らせ

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