2019年から顧客流出や売上減少により、業績が大きく下落していたGameStop。レジー氏らが取締役会に参画することで業績立て直しをはかる。
アメリカのビデオゲーム販売店GameStop Corp.(以下、GameStop)は、元Nintendo of America社長のReginald Fils-Aimé(通称、レジー)氏、スーパーマーケットチェーン ウォルマートの元CEOであるWilliam“Bill”Simon氏、アメリカとカナダのペットショップチェーン「ペットスマート」のCEOであるJames“J.K.”Symancyk氏の3人が、2020年4月20日より取締役会に参画することを発表した。
GameStopは、アメリカのテキサス州グレープバインに本社を構える、世界最大級のビデオゲーム販売店。世界14か国で約5500の店舗を運営しており、パッケージ版やダウンロード(以下、DL)版の新品及び中古のビデオゲームや、ゲーム機本体、アクセサリー、フィギュア、ボードゲームなどを販売している。
同社は、2019年に顧客流出やDL版の普及によるパッケージ版の売上高の減少を受けて株価が急落。その対策として本社スタッフ約120人のリストラが発表されていたが、2019年の年末商戦でも苦戦したことから、2020年に入っても株価の下落が止まらず、通期決算見通しで下方修正を発表していた。
レジー氏は本件に関して、Twitterで「ゲーム業界には健全で活気のあるものが必要。GameStopの取締役会でこれを実現するために支援する」とコメントしている。
The gaming industry needs a healthy and vibrant @GameStop. I look forward to being a part of @GameStopCorp Board and helping to make this happen. https://t.co/pYWFGZ9XKj
— Reggie Fils-Aime (@Reggie) March 9, 2020
関連サイト
「GameStop」公式サイト(海外サイト:英語)