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クレーンゲーム機レンタルなどのエターナルアミューズメントが破産申請

アミューズメント事業を中心にゲーム機器の販売やレンタルを行なっていた企業。新型コロナウイルス感染症の影響で売上が激減したことで事業継続を断念。

株式会社エターナルアミューズメント(以下、エターナルアミューズメント)は、3月18日(水)に事業を停止して、東京地裁の破産申請を弁護士に一任したことが、株式会社東京商工リサーチ(以下、東京商工リサーチ)のTSR速報で明らかになった。負債総額は68億6170万円(2019年5月期決算時点)とのこと。

エターナルアミューズメントは、中古車販売業を手掛けていた前身企業のアミューズメント事業部を別法人化するかたちで、2007年6月に設立。クレーンゲームなどの景品の取り扱いなどからはじまり、ゲーム機器や景品の販売・レンタル事業のほか、キッズ向けアミューズメント施設「Asobox(アソボックス)」や、アニメ雑貨販売店「Anibox(アニボックス)」などの直営店事業も行なっていた。

アミューズメント事業を中心に業務内容の拡大を行ない、ゲーム機器・景品販売事業(約40%)やゲーム機器レンタル事業(約30%)、アミューズメント施設運営事業(約30%)を事業の柱として展開。全国に93店舗の直営店を運営し、2019年5月期には過去最高の売上高約68億2700万円を計上していたという。

その一方で、仕入れや新規出店にかかる資金需要も増加しており、金融債務が膨らみ、返済負担が重荷になったことで、2019年後半以降は資金繰りもタイトがなっていた。

2020年3月に入ると、店舗に「新型コロナウイルス感染症の日本国内での感染確認による政府の対策基本方針を踏まえ、3月9日から3月19日まで期間休業することにいたしました」との張り紙を出して、一旦休業というかたちをとっていたが、SPAや健康ランドなどにレンタルしていたクレーンゲームでも、新型コロナウイルスの影響で施設の休業や集客減り、売上が激減していたとのこと。

その後、経営改善策を模索したものの、資金繰りは改善せず、事業継続を断念した。

東京商工リサーチは本件に関して、都内初の新型コロナウイルス関連破たんとも発表している。

関連サイト

株式会社東京商工リサーチ公式サイト

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