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マーベラス、テンセント子会社と資本業務提携を締結

マーベラス

今後の成長や大型投資を見据えて資本業務提携を決定。テンセントグループはグローバル展開が可能なIPの創出に期待。

株式会社マーベラス(以下、マーベラス)は、5月25日に行なった取締役会において、中国大手企業であるテンセントの完全子会社Image Frame Investment (HK) Limited(以下、Image Frame Investment)との間で資本業務提携にかかわる契約を締結、同社に対して第三者割当の方法により新株式の発行を行なうことについて決議したことを発表した。

マーベラスは、これまでもテンセントとゲーム事業において連携をとっており、2019年3月にはマーベラスを代表するIP『牧場物語』のモバイルゲーム展開について、テンセントの子会社であるTencent Technology (Shenzhen) Company Limitedとライセンス契約を締結していた。

そんななか、今後予想される事業環境の変化や既存IPの強化、世界的レベルの新規のIP創出などへの投資を見据えたところ、テンセントグループと業務提携だけに留まらず、より強固な関係を築き、新事業機会への挑戦、エンターテイメント市場におけるプレゼンスの向上、持続的な成長を可能とするための体制構築が必要だと判断したことから、今回の資本業務提携の決定に至った。

マーベラスの株式は、テンセントの子会社で投資持株会社のImage Frame Investmentが保有するが、実際の業務の提携先については、今後、両社による協議を経て決定するという。その結果テンセントのグループに入ることも考えられるようだ。

今後、マーベラスは、保有するIPのさらなる育成とグローバル展開を推進するだけでなく、今回の資本業務提携によって大型投資も視野に入れた新規IPや事業への投資を加速させ、テンセントグループは、グローバル展開可能な新規IPの創出、また日本特有のユニークな文化をもとにしたビジネスモデルの習得とその中国展開をはかっていくとのこと。

関連サイト

株式会社マーベラス公式IRサイト

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