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Adjust、Unityとの共同調査レポート「2020年ハイパーカジュアルゲーム:大ヒットジャンルの台頭」を公開

モバイル広告Adjustのデータを精査。新型コロナウイルス感染症の影響により短期間で気軽に遊べるゲームに世界中が注目。

adjust株式会社(以下、adjust)は、Unity Technologies社とび共同調査レポート「2020年ハイパーカジュアルゲーム:大ヒットジャンルの台頭」を公開した。

今回のレポートは、モバイル広告のAdjustプラットフォームで計測している全アプリのデータと、2019年第4四半期と2020年第1四半期の間に行われたUnityのハイパーカジュアル広告キャンペーンで収集したデータを使った調査結果をまとめたもので、隙間時間で気軽にプレイでき、シンプルで直感的に楽しめるハイパーカジュアルゲームアプリが、独特なビジネスモデルで成長していると解説している。

2020年第1四半期に大幅に成長したハイパーカジュアルゲームは、アプリエンゲージメント率とダウンロード数において過去最高の数値を記録し、世界のセッション数は72%増加。特にアジア圏での増加が著しかったが、なかでも中国が4か月で3.5倍という非常に高い増加率をみせたそうだ。

その一方で、アメリカにおけるセッション数は35%増加、イギリスは34%%増加、ドイツは69%の増加にとどまったが、アメリカのハイパーカジュアルゲームユーザーにはもともと熱心なゲーマーが多く、増加の幅はそれほど大きくなかったが、世界の平均セッション数の増加には貢献していたとのこと。

レポートでは、新型コロナウイルス感染症の影響で、ゲームのプレイ時間は世界中で増加しており、2020年には27億人のユーザーが772億ドルをモバイルゲームに費やすと予測している。

Adjust 共同創業者兼CTO ポール・H・ミュラー(Paul H. Müller)氏のコメント
「ハイパーカジュアルゲームは、優れた広告エクスペリエンスとユーザーを惹きつけるメカニズムを巧みに融合させ、幅広いプレイヤーのカテゴリにアピールしています。その中で、従来のユーザー獲得および広告収益化モデルを再定義してきました。ユーザーが一つのゲームを長期間プレイすることは想定されていないため、ユーザーは同企業が提供する別のゲームアプリに誘導されます。このようにユーザーがどんどん呼び込まれ、企業のユーザーベースが増えることで雪だるま効果が生まれます。」

Unity Technologies グローバル広告セールス責任者 アガサ・フッド(Agatha Hood)氏
「新型コロナウイルスの影響で、ここ数ヶ月間人々が自宅待機を強いられていたため、非常に多くのユーザーがハイパーカジュアルゲームをプレイするようになっています。結果として、ロイヤルユーザーを巡る競争が激化しました。このゲームジャンルの背後にある指標とメカニズムを理解することで、企業はユーザー獲得のターゲットと関連する収益化戦略を的確に設定し、アプリを成功させることができます。新型コロナウイルスがもたらした新たな状況下では、これがより顕著になるでしょう。モバイルゲームが大きな収益を上げるのに最適なタイミングである今、Adjustと共同で作成した本レポートは、バイヤーがUnityの大規模な広告プラットフォームを活用する方法を理解するのに役立ちます。」

共同調査レポート「2020年ハイパーカジュアルゲーム:大ヒットジャンルの台頭」: https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/hyper-casual-gaming-report-2020

関連サイト

adjust株式会社公式サイト

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