経済面や機材面の不都合から法人化を決意。利益はすべてRTA in Japanのイベント運営費に。
日本国内でゲームのRTA(ゲームクリアのタイムアタック、Real Time Attack)イベントを実施するコミュニティRTA in Japanが、一般社団法人RTA in Japanを設立したことを6月14日(日)にブログで発表した。
RTA in Japanは、様々なゲームのRTA配信者を集めた配信イベントの開催などを行なっているコミュニティで、これまでは有志を募り、動画配信サービスTwitchなどで、定期的にイベントの様子を配信してきた。
今回法人化した経緯としては、これまでも問題だった経済的な面と、法人でないとできないことが増えてきたことにあるという。
発表されたブログでは、イベントの開催規模の拡大に伴って金銭面の負担が大きくなり、個人で費用を賄っていくことが厳しくなっていたことのほか、ゲーム画面の配信などに使うキャプチャデバイスで、高性能なものは法人向けの販売に限定されていることが多く、機材レンタル、サポートなども個人対応していないことから、機材の充実のためにも法人向けサービスが必要となってきていたと、これまでの運営の裏方事情がつづられていた。
主催者は、今回の法人化にあたって、利益が出ても個人の収益とはせず、RTA in Japanのイベント運営のためだけに使うことをはっきりさせるために一般社団法人を選択した。同団体には、従業員が存在しないことから、人件費がかからず、今後、理事への役員報酬を出すこともないという。
イベント運営方針についても、法人化前と変わらないとのことだが、これまで個人ですべてを賄ってきた主催者たちの負担や不安が、これをきっかけに少しでも軽減されることを願いたい。
一般社団法人RTA in Japanを設立しました|RTA in Japan https://t.co/lObXrickKL #RTAinJapan
— RTA in Japan (@rtainjapan) June 14, 2020