『あつまれ どうぶつの森』がソフトウェア全体の販売拡大に加えてハードの売上にも貢献。Nintendo Switchのデジタル売上も前年同期比で倍増。
任天堂株式会社（以下、任天堂）は、2021年3月期第2四半期決算短信（連結）を11月5日（木）に発表した。当第2四半期の売上高は7695億2400万円（前年同期比73.3％増 うち、海外売上高5964億円、海外売上高比率77.5％）、営業利益は2914億2400万円（同209.3％増）、経常利益は2974億9600万円（同249.3％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は2131億2300万円（同243.6％増）となった。
経営成績に関する説明
当第2四半期（2020年4月～9月）の状況について、Nintendo Switchでは、7月に発売した『ペーパーマリオ オリガミキング』が282万本、9月に「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルのひとつとして発売した『スーパーマリオ 3Dコレクション』が521万本の販売を記録し、好調な滑り出しになった。
また、前期までに発売したタイトルも、勢いを落とすことなく、良好な販売状況が続いており、なかでも『あつまれ どうぶつの森』は1427万本（累計販売本数2604万本）を記録し、ソフトウェア全体の販売拡大に加えて、ハードウェアの販売をけん引し、業績に大きく貢献した。
加えて、ソフトメーカーのタイトルも同様に販売を伸ばしたことで、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカータイトルも含めて20タイトルとなった。
これらの結果、ハードウェア、ソフトウェアともに前年同期を上回り、ハードウェアの販売台数は1253万台（前年同期比80.9％増）、ソフトウェアの販売本数は1億25万本（同71.4％増）となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトの売上が伸びたことに加え、ダウンロード専用ソフトや追加コンテンツ、Nintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は1715億円（前年同期比139.4％増）になった。
モバイルビジネスに関しては、前期までに配信済みのアプリが多くのユーザーに継続して楽しまれている。その結果、モバイル・IP関連収入等の売上高は267億円（前年同期比33.9％増）を計上した。
関連サイト
任天堂株式会社公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2021年3月期第2四半期決算説明資料