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ポールトゥウィンHD、コロナ禍で主力のデバッグ・検証事業が減益 営業利益22億円 2021年1月期第3四半期決算

ポールトゥウィンHD

ネットサポート事業でECやQRコード決済の関連業務が拡大。デバッグ・検証事業は先行投資で利益減。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社(以下、ポールトゥウィンHD)は、2021年1月期 第3四半期決算短信(連結)を12月4日(金)に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上高は192億364万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は22億3117万円(同13.2%減)、経常利益は24億6823万円(同0.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億3524万円(同4.1%増)だった。

経営成績に関する説明

デバッグ・検証事業
国内外グループ会社の連携をはかることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開のサポートにつとめ、デバッグやローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスの受注拡大を推進した。

ゲーム市場においては、海外現地企業との取引が拡大し、ノンゲーム市場では第三者検証サービスの受注が増加したが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、一部顧客企業の業務にて停止や後ろ倒しが発生した。

ポールトゥウィン株式会社では、政府のGIGAスクール構想に基づく学校ICT化サポート事業者として、タブレット端末のキッティングサービスを受注した。

株式会社CRESTでは、7月にSteam版『ARIA CHRONICLE -アリアクロニクル-』を配信し、2日で1万ダウンロード超を販売した。

なお、第1四半期連結累計期間よりPTWジャパン株式会社とエンタライズ株式会社の決算日を12月31日にしたことから、両社財務諸表の連結財務諸表に対する反映が2月から9月までの8か月間になっている。

上記の結果、売上高は144億1406万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は18億9593万円(同19.3%減)となった。

ネットサポート事業
QRコード決済や仮想通貨等のフィンテック関連サービスにおける不正モニタリング、本人確認手続き、アンチマネーロンダリングや振る舞い検知サービスの受注が増加した。

また、巣ごもり生活によるEコマース拡大により、Eコマースサイトにおける出品物モニタリングと、商品やサービスに関する電話やメール、チャット、チャットボットによるカスタマーサポート(国内)などのアウトソーシングサービスの受注も増加した。

さらに、デバッグ・検証事業との営業連携により、ゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注も増加した。

上記の結果、売上高は46億6075万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は3億7162万円(同92.4%増)となった。

その他
Palabra株式会社において、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕、音声ガイド制作のサービスを提供しているが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、映画の新規制作が停滞し、受注が減少した。

アイメイド株式会社では、医療機関で働く外国人人材のビザ取得や就学など、国内生活手続きをサポートするサービスを提供している。

上記の結果、売上高は1億2882万円(前年同期比22.4%減)、営業損失は9753万円(前年同期はセグメント損失6248万円)だった。

関連サイト

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社公式サイト
2021年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月期第3四半期決算補足資料

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