「うたプリ」コンセプトショップの高価格帯商品の人気で前年並みの利益を計上。オンラインライブの他社通販向けグッズの販売も前年を大きく上回る。
株式会社ブロッコリーは、令和3年2月期第3四半期決算短信(非連結)を1月8日(金)に発表した。当第3四半期累計期間の売上高は43億8900万円(前年同期比1.0%減)、営業利益8億3200万円(同34.6%増)、経常利益8億5500万円(同35.3%増)、四半期純利益5億9000万円(同25.5%増)となった。
経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間の「うたの☆プリンスさまっ♪(以下、うたプリ)」に関しては、7月から9月まで、10周年を記念したスペシャルコンセプトショップ「All-Star Shop」を入場制限や体温測定などの感染防止や拡散防止対策を講じながら開催した結果、前年をやや下回ったが、高価格帯商品の人気が高く、売上総利益は前年並みとなった。
ゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』に関しても前年並みの収益を確保し、ゲームに関しては、5月に「うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE for Nintendo Switch』を発売したところ、当初の見込みを上回る収益を確保した。
関連CDでは、「うたの☆プリンスさまっ♪『Another World ~WHITE&BLACK~』」のテーマソングを4月に、8月にはHE★VENS初の本格ドラマCD計4作品を発売し、9月には10周年を彩る3グループの新曲を収録したシングルを発売した。
その結果、劇場版関連CDを発売した前年には至らなかったが、見込みを大きく上回る売上高と利益を確保した。
なお前年に公開した「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム(製作委員会運営)』の収益配分は、上半期内に大方の配分があったことから、当第3四半期には大きな収益はない。
他社ライセンスグッズに関しては、新型コロナウイルス感染症の感染対策に伴ってリアルイベントなどの延期や中止があった時期だったが、オンラインライブの他社通販向けグッズの卸売りが、前年を大きく上回る結果になった。
トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)」に関しては、上半期から引き続きオンラインイベントの開催や関連商品の通販を強化したことに加え、当第3四半期には新規ユーザーだけでなく、復帰ユーザーの要望にも応えるカードパックEXパック第23弾「ゼクメモ!」などを発売した結果、前年並みの売上と利益を確保した。
関連サイト
株式会社ブロッコリー公式サイト
令和3年2月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年2月期第3四半期決算補足説明資料