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カプコン、『MHWIB』などリピートタイトルの貢献で営業利益243億円 2021年3月期第3四半期決算

カプコン

デジタル販売の拡大や新作の大型タイトルが業績をけん引。映画「モンスターハンター」を12月から海外を皮切りに順次公開。

株式会社カプコンは、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を1月28日(木)に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上高は648億6700万円(前年同期比22.6%増)、営業利益は243億8200万円(同32.2%増)、経常利益は240億8800万円(同28.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は175億2300万円(同34.1%増)となった。

経営成績に関する説明

デジタルコンテンツ事業
4月に発売した新作タイトル『バイオハザード RE:3』が堅調に推移するとともに、「日本ゲーム大賞2020」優秀賞を受賞した『モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWIB)』が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが息の長い売れ行きをみせたことで、利益を押し上げた。

また、カプコンの主力IPを用いたライセンス収益が利益に貢献した。

上記の結果、売上高は489億6600万円(前年同期比20.6%増)、営業利益は247億8700万円(同24.6%増)となった。

アミューズメント施設事業
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一時、店舗休業を余儀なくされたが、2020年の緊急事態宣言解除後、順次営業を再開し回復につとめてきた。

また、国内2店舗目となるアンテナショップ「カプコンストアオーサカ」を心斎橋パルコ(大阪府)に出店したことで、施設数は41店舗になった。

上記の結果、売上高は70億1800万円(前年同期比23.7%減)、営業利益は8600万円(同92.7%減)となった。

アミューズメント機器事業
新型コロナウイルス感染症拡大に伴うホールオペレーターの休業や旧規則遊技機の撤去期限が延長されたこともあり、全般的に需要が伸び悩む環境だったが、11月に投入した新機種『モンスターハンター:ワールド』が好調に推移したことで、増収増益となった。

上記の結果、売上高は67億1200万円(前年同期比911.6%増)、営業利益は24億3100万円(同546.3%増)となった。

その他事業
グローバルでの自社タイトルのブランド価値向上に向けた取り組みを行なった。

「モンスターハンター」のハリウッド実写映画が12月から海外を皮切りに公開されるなど、主力IPを活用した映像化やキャラクターグッズなどの販売拡大に注力した。

また、eスポーツについては、2021年1月のチームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP2020」でグランドファイナルに向けた熱戦が繰り広げられるなど、ユーザー層の拡大とビジネスチャンス創出に向けた、中期施策の安定的な継続をはかった。

上記の結果、売上高は21億7000万円(前年同期比11.5%減)、営業利益は8億6100万円(同140.7%増)となった。

関連サイト

株式会社カプコン公式IRサイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第3四半期決算説明資料

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