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スクエニHD、ゲームの黒字転換や出版事業の好調で営業利益410億円 令和3年3月期第3四半期決算

スクエニHD

カタログタイトルのデジタル販売の好調が収益に貢献。出版事業でも『マンガUP!』や電子書籍などデジタル媒体の販売が大幅に増加。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは、令和3年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月3日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は2536億4300万円(前年同期比33.7%増)、営業利益は410億2200万円(同47.7%増)、経常利益は387億300万円(同38.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は183億7100万円(同4.3%減)だった。

経営成績に関する説明

デジタルエンタテインメント事業
当第3四半期連結累計期間のHD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームについては、『FINAL FANTASY VII REMAKE』や『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』などの大型タイトルの発売があったことに加えて、カタログタイトルの販売が好調だったことなどにより、前年同期比で増収となり、黒字転換となった。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)に関しては、前年同期に『ファイナルファンタジーXIV』と『ドラゴンクエストX』の拡張パッケージの発売があったため減収となったが、継続課金収入などが前年同期比で増加したことで、増益となった。

スマートデバイスやPCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツでは、『ドラゴンクエストウォーク』『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』などの既存タイトルが堅調に推移したことに加え、当期にサービスを開始した『ドラゴンクエストタクト』と『オクトパストラベラー大陸の覇者』が収益に貢献したことで、前年同期比で増収増益となった。

上記の結果、売上高は2035億3600万円(前年同期比48.6%増)、営業利益は422億400万円(同43.0%増)だった。

アミューズメント事業
当第3四半期連結累計期間は、政府の緊急事態宣言発出を受けて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、第1四半期連結会計期間に国内の店舗において臨時休業となったことから、前年同期比で大幅な減収、営業損失を計上した。

上記の結果、売上高は243億1400万円(前年同期比27.8%減)、営業損失は11億1600万円(前年同期は営業利益14億9600万円)となった。

出版事業
当第3四半期連結累計期間は、マンガアプリの『マンガUP!』や電子書籍などといったデジタル媒体での販売が大幅に増加した。

また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。

上記の結果、売上高は201億3400万円(前年同期比45.0%増)、営業利益は88億6700万円(同77.8%増)となった。

ライツ・プロパティ等事業
当第3四半期連結累計期間は、自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売などが好調に推移した。

上記の結果、売上高は70億200万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は18億6500万円(同154.2%増)となった。

関連サイト

株式会社 スクウェア・エニックス・ホールディングス公式サイト
令和3年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
令和3年3月期第3四半期決算説明会資料

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