ミドルウェア「CRIWARE」のライセンス売上や顧客単価の上昇などでゲーム事業が好調に推移。
株式会社CRI・ミドルウェア(以下、CRI・ミドルウェア)は、2021年9月期第1四半期決算短信(連結)を2月9日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高6億8602万円(前年同期比42.9%増)、営業利益6760万円(同5.9%増)、経常利益6815万円(同4.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4589万円(同12.0%減)となった。
ゲーム事業
自社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」のライセンス売上については、CRIWAREの一括契約を締結したことで、全体が大きく底上げされた。海外向けに関しても、中国市場でCRIWAREの認知度が高まり、大手顧客や大型タイトルへの採用が進むとともに、顧客単価も上昇した。
子会社の株式会社ウェブテクノロジは前年同期比横ばい、株式会社ツーファイブは海外案件などにより、計画比上振れで推移した。
また、株式会社アールフォース・エンターテインメントに関しては、損益計算書を前年第4四半期より連結している。
上記の結果、売上高は5億2684万円(前年同期比62.6%増)、セグメント利益は7194万円(同23.1%増)となった。
エンタープライズ事業
組込み分野は、ネットワーク組込みシステムの継続受注、音響補正ソリューションのPC向け追加ライセンス受注などがあったが、前年同期の一括ライセンス売上がなくなった影響を吸収しきれず、減少した。
新規分野は、動画向けソリューションが概ね想定どおりに推移すると共に、デジタル展示会プラットフォーム「CRI DXExpo」の売上が初計上されたことで売上が増加した。
上記の結果、売上高は1億5917万円(前年同期比2.0%増)、セグメント損失は433万円(前年同期はセグメント利益536万円)だった。
関連サイト
株式会社CRI・ミドルウェア公式サイト
2021年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年9月期第1四半期決算補足説明資料