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ガーラ、巣ごもり消費による売上増も新規開発への投資で営業損失1.3億円 2021年3月期第3四半期決算

ガーラ

韓国で巣ごもり消費やライセンスフィーなどで既存タイトルが好調。今後はHTML5ゲームの開発でオンラインゲーム事業の安定的な収益化を目指す。

株式会社ガーラ(以下、ガーラ)は、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月10日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間における経営成績の概況は、売上高5億7128万円(前年同期比78.2%増)、営業損失1億3959万円(前年同期は営業損失1億9029万円)、経常損失1億3737万円(前年同期は経常損失1億9597万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億2900万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億2998万円)だった。

経営成績に関する説明

日本セグメント
クラウド関連事業の売上計上があったが、2019年11月に『FOX-Flame Of Xenocide-』のサービスを終了したことや、2020年9月に『Arcane』英語版をユーザー数減少のためにサービスを終了したことで、前年同期比で売上高(内部取引を含む)が減少した。

なお、クラウド関連事業は、韓国のMegazone社グループのクラウド事業の日本展開に関して、日本国内の営業サポート業務、運営サポート業務、採用、人事管理サポート業務、イベントサポート業務を行なっている。

費用面では、主に『FOX-Flame Of Xenocide-』に係る運営費用の減少により販売費と一般管理費が減少した。

上記の結果、売上高(内部取引を含む)は3577万円(前年同期比1.8%減)、セグメント損失は1億4702万円(前年同期はセグメント損失1億7467万円)だった。

韓国セグメント
スマートフォンアプリ事業では、連結子会社Gala Lab Corp.(以下、Gala Lab)が開発したスマートフォンゲームアプリ『FlyffLegacy』が、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大において、巣ごもり消費により前年同期比で売上が増加した。

連結子会社Gala Mix Inc.が開発した歩数計アプリ「Winwalk」については、グローバルなネットワークを活かした多言語展開による配信を進めており、売上高が順調に推移しているとのこと。これらのユーザーへのアイテム販売等の増加により、前年同期比で売上が増加した。

なお、Gala Labが開発し、2020年3月に東南アジアにおいて英語版を配信したスマートフォンアプリ『Rappelz M』については、一部のユーザーの低スペック端末でゲームのグラフィックを負荷なく映し出すことができず、ユーザー離れがあったことから売上が低調に推移した。そのため、低スペック端末でも利用可能になるようにソフトウェアの改良などを行なっているが、グローバルエリアにおけるリリースが遅延している。現在、ユーザーの評価を参考にゲームのクオリティの向上や一部の機能の見直しを進め、ゲーム提供会社、マーケティング会社などとリリース日を調整している。

サービス開始の予定時期は、アメリカが2021年3月期、EUが2022年3月期第1四半期、韓国が2022年3月期第2四半期、アラビア語圏が2022年3月期第4四半期となっている。

オンラインゲーム事業では、Gala Lab主力のゲーム『Flyff Online』と『Rappelz Online』において、巣ごもり消費があったことや、ゲーム提供会社の過年度の契約にかかわるパブリッシング権の権利不行使に基づくライセンスフィーなどを収益化したことで一時的な売上が発生したこと、『Rappelz Online』を2020年7月に台湾のゲーム提供会社Digeam Co., Ltd.がリリースしたことで、売上高(内部取引を含む)が増加した。

『Flyff Online』と『Rappelz Online』の北アメリカとヨーロッパにおけるサービス提供に関しては、従来、韓国のゲーム運営会社Webzen Inc.がサービスを提供していたが、2020年9月に収益貢献への施策として、韓国のゲーム運営会社WAY2BIT Co., Ltdが提供するブロックチェーンプラットフォーム「BORA ISLAND」でのサービス提供を開始した。

また、収益貢献へのもうひとつの施策として、Gala Labは、『Flyff Online』をベースに、ダウンロードが不要でPCやスマートフォンで遊べるHTML5ゲーム『Flyff HTML5』の開発に着手した。

これらにより、ゲームの提供先を増やし、オンラインゲーム事業の安定的な収益化に向けて注力する。

費用面では、『Flyff Legacy』に係るマーケティング活動費用が、前年同期比で減少した一方、ソフトウェア償却費と開発人員の人件費が増加したことで、販売費と一般管理費が増加した。

上記の結果、売上高(内部取引を含む)は5億5936万円(前年同期比76.7%増)、セグメント利益は707万円(前年同期はセグメント損失1613万円)だった。

関連サイト

株式会社ガーラ公式サイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第3四半期決算補足説明資料

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