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マイネット、ゲーム運営に事業を集中したことで業績が回復 営業利益11億円 2020年12月期決算

マイネット

2020年12月末時点で36タイトルを運営中。規模成長の追求から持続的利益体質への体制変換が完了したことで過去最高の通期営業利益を達成。

株式会社マイネット(以下、マイネット)は、2020年12月期短信(連結)を2月12日(金)に発表した。当連結会計年度の売上高は115億3359万円(前期比1.0%減)、営業利益は11億3523万円(前期は営業損失7億7843万円)、経常利益は11億1687万円(前期は経常損失8億1855万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億2984万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失24億1261万円)だった。

経営成績に関する説明

マイネットグループは、スマートフォンゲームの運営に特化したゲームサービス事業を主力事業としており、既にリリースされているゲームタイトルをゲームメーカーから買取や協業、またはM&Aで仕入れ、国内最大数のタイトル運営で蓄積したデータや・アセット、ノウハウをシェアリングすることで、収益性を高め、タイトルの長期利益化と長期運営を実現している。

規模成長を追求するため、2018年から6か月の再設計期間を経て黒字化を目指す「再設計型」タイトルの獲得を開始し、2019年から仕入ペースを加速させる中で、市場に増加している「再設計型」の買取を積極的に行なってきた。

それに加えて、新機能開発などで売上伸長を狙う「グロスアップ」や、他メーカーが開発運営するタイトルの海外版を、マイネットが開発や運営を行なう「グローバルチャレンジ」を積極的に推進してきたが、これらの施策が、計画と乖離する結果となり、業績が悪化した。

それを受けて、2019年12月期第2四半期決算発表と同時に「転換点リカバリープラン」を発表した。規模成長の追求から持続的利益体質を目指す戦略に転換し、「再設計型」「グロスアップ」「グローバルチャレンジ」の取り組みを凍結した。さらに、人員の最適化と全社費用の徹底削減などの構造改革を行なったうえで、データドリブンスマート運営の徹底を行なった。

これらの取り組みにより、持続的利益体質への体制構築は完了し、2020年12月期において、過去最高の通期営業利益を達成した。

一方、当第4四半期においては、新規獲得タイトルの買取スキームを変更したことによる外注費増加や決算賞与などの一過性費用が発生したことから、前期比で利益が減少した。

運営タイトル数については、当第4四半期において2タイトルの仕入と2タイトルのエンディングを行なったことから、2020年12月末時点での運営タイトル数は36となった。

関連サイト

株式会社マイネット公式サイト
2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第4四半期及び通期決算説明資料

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