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C&R社、過去最高の業績を達成 営業利益24億円 2021年2月期決算

グループ全体で過去最高の業績を記録。韓国子会社ではコロナ禍でゲームの配信計画が遅れ、事業展開を見直し。

株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、2021年2月期決算短信(連結)を、4月8日(木)に発表した。当連結会計年度の業績は、売上高373億1400万円(前期比13.3%増)、営業利益24億4700万円(同17.4%増)、経常利益24億8500万円(同18.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億4700万円(同21.2%増)となり、すべての項目において、過去最高の業績を記録したという。

経営成績に関する説明

ゲーム分野については、制作スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進している。業界未経験者のための育成機関「クリエイティブ・アカデミー」の運営や、外国籍人材の積極的な登用を通じて、人手不足といわれるゲーム業界のニーズに対応している。

連結子会社の株式会社クレイテックワークスに関しては、受託開発したNintendo Switch用RPG『ブレイブリーデフォルトII』が、2021年2月26日に株式会社スクウェア・エニックスより発売され、順調に実績を積み重ねている。

VR(Virtual Reality:仮想現実)やXRに関しては、連結子会社の株式会社VR Japanと連携して「VR遠隔同時講義システム」や「低遅延ライブ配信システム」の開発に取り組み、企業の教育研修やアミューズメント施設、ホテル、観光施設、イベントなどのビジネス領域において、ハードからコンテンツまで一貫したソリューションの提供を進め、実績を重ねた。

出版分野では、Amazon Kindleをはじめとした複数の電子書店に対し、C&R社が取次を行なう電子書籍取次において、コロナ禍における巣ごもり需要があり、配信数やダウンロード数が、順調に増加した。

クリエイティブ分野(韓国)では、連結子会社のCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co.,Ltd.(以下、C&R E)とCREEK & RIVERKOREA Co.,Ltd.(以下、C&R KOREA)が、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを韓国で展開している。

C&R Eは、資本構成の見直しにより連結子会社に位置づけを変更し、C&R社との連携を高めて、映像分野以外への進出、ライツマネジメント事業の強化などで、収益の向上をはかっている。

C&R KOREAでは、韓国の人気ゲームを全世界で配信するライツマネジメント事業を行なっているが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、配信計画に遅れが生じたことで、今後の事業展開を見直すことになった。

関連サイト

株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
2021年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月期決算説明資料

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