周年イベントや大型イベントが未開催となったことで既存タイトルの売上が減少。『スクスタ』や『テイクレ』は業績の動向を踏まえて減損損失を計上。
KLab株式会社（以下、KLab）は、2021年12月期第1四半期決算短信（連結）を5月13日（木）に発表した。当第1四半期の連結業績は、売上高63億9200万円（前年同期比13.8％減）、営業損失5億500万円（前年同期は営業利益3700万円）、経常損失3億8600万円（前年同期は経常損失8300万円）、親会社株主に帰属する当期純損失13億8300万円（前年同期は親会社株主に帰属する純損失1億3400万円）だった。
経営成績に関する説明
2021年12月期第1四半期については、KLabグループが手掛けるゲームで周年イベントや大型イベントを開催しなかったことから、大半の既存タイトルで売上が減少した。
特に、『ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル ALL STARS（以下、スクスタ）』は想定よりも下回って推移したことで、売上高が前四半期比、前年同期比とともに減少し、それに伴って営業利益も前四半期から赤字が拡大した。
海外における売上高は、『キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～（以下、キャプテン翼）』と『BLEACH Brave Souls（以下、ブレソル）』が主にけん引した。前年同期比ではアジア版が新しく加わったことで、売上が増加した。
費用に関しては、『キャプテン翼』のキャンペーンや対戦イベントに関する費用を前四半期に計上したことや、ゲーム事業の売上に連動して、使用料や支払手数料、広告費用が減少した。
また、『スクスタ』や『テイルズ オブ クレストリア』に関しては、直近の業績の動向を踏まえて減損損失を計上した。
関連サイト
KLab株式会社公式サイト
2021年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年12月期第1四半期決算説明資料