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カヤック、大型eスポーツ大会の運営受託案件が業績に寄与 営業利益3.6億円 2021年12月期第1四半期決算

カヤック

子会社のeスポーツ事業の成長や、クライアントワークの大型案件が業績に寄与したことで、過去最高の売上高と営業利益を更新。

株式会社カヤック(以下、カヤック)は、2021年12月期第1四半期決算短信(連結)を5月13日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は28億2105万円(前年同期比17.5%増)、営業利益は3億6820万円(同191.6%増)、経常利益は4億1272万円(同242.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億1853万円(同263.1%増)だった。

経営成績に関する説明

クライアントワーク
新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティングとブランディングに資する広告を提供している。当第1四半期はカヤックの企画力、技術力をもとにクライアントの新製品開発を支援する領域も拡大した。

2020年11月に子会社化した株式会社SANKOとマンガデザイナーズラボ株式会社が堅調に推移している。

上記の結果、売上高は8億1858万円(前年同期比38.0%増)となった。

ゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』や『キン肉マン マッスルショット』、ハイパーカジュアルゲーム、株式会社カヤックアキバスタジオ(以下、カヤックアキバスタジオ)での受託ゲーム開発が売上高の大部分を占めている。

ハイパーカジュアルゲームについては、2021年第1四半期に新作タイトル『Type Spin』を正式にリリースしたものの、既存タイトルの一部にピークアウトの傾向がでてきたことから、ダウンロード数は直前四半期比8.5%減の4552万件となった。

上記の結果、売上高は9億8633万円(前年同期比5.2%減)だった。

ゲームコミュニティ
ゲームファンに向けた一連のコミュニティサービスを手掛けており、ウェルプレイド・ライゼスト株式会社(以下、ウェルプレイド・ライゼスト)のeスポーツ事業、スマートフォンゲームに特化したコミュニティの「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel」が売上高の大部分を占めている。

ウェルプレイド・ライゼストでは、大型のeスポーツ大会の運営の受託案件が当第1四半期連結累計期間の増収に寄与した。

また、対戦形式の拡充等が追い風となり、2021年第1四半期における「Tonamel」の大会開催数が直前四半期比9.6%増の1924件になった。

上記の結果、売上高は6億19万円(前年同期比48.3%増)となった。

ちいき資本主義
地方公共団体や地域企業に対して、まちづくりに関するコンテンツの開発とサービスの提供を行なっており、移住プラットフォームサービスの「SMOUT」、コミュニティ通貨サービスの「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、鎌倉市内で展開するまちづくり事業などのサービスが売上高の大部分を占めている。

2021年3月末時点で、SMOUTの累計登録ユーザー数は2020年末比11.6%増の2.52万人となり、順調に拡大している。

また、まちのコインの導入地域数は2021年第1四半期に6か所増加し、累計で10箇所となった。

上記の結果、売上高は1億8751万円(前年同期比38.2%増)となった。

その他サービス
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年上半期に業績が悪化した後、緩やかな回復基調にある。

また、湘南地域への移住ニーズが追い風となり、子会社で展開する不動産仲介業が堅調に推移している。

上記の結果、売上高は2億2842万円(前年同期比0.9%増)となった。

関連サイト

株式会社カヤック公式サイト
2021年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年12月期第1四半期決算説明会資料

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