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アルファポリス、電子書籍の好調で過去最高収益を大幅更新 営業利益21億円 2021年3月期決算

「とあるおっさんのVRMMO活動記」や「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」といった人気作品を中心に、紙・電子書籍の販売が収益に貢献。

株式会社アルファポリス(以下、アルファポリス)は、2021年3月期決算短信(非連結)を5月13日(木)に発表した。当事業年度の売上高は77億3529万円(前期比37.4%増)、営業利益は21億6327万円(同48.0%増)、経常利益は21億7113万円(同48.6%増)、当期純利益は13億3486万円(同51.7%増)だった。

経営成績に関する説明

ライトノベル
当期の刊行点数は199点(前期比3点減)だった。

各書籍の売れ行きについては、「異世界ゆるり紀行」や「とあるおっさんのVRMMO活動記」など、大型人気シリーズの続刊が引き続き好調に推移した。

また、アルファポリス最大のWebコンテンツ大賞である「ファンタジー小説大賞」において特別賞を受賞した『余りモノ異世界人の自由生活』を新たに刊行したところ、好調なスタートだった。

電子書籍販売に関しては、引き続き親和性の高い女性向け小説を中心に順調に販売数を伸ばし、売上をけん引した。

その結果、売上高は前期を上回る着地となった。

漫画
当期の刊行点数は、前期を大きく上回る120点(前期比18点増)となった。

各書籍の売れ行きに関しては、『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』や『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』などのライトノベルで人気を博した作品のコミカライズ続刊が引き続き好調に推移した。

また、電子書籍販売については、各電子ストアと連携し、電子ストア毎の特色やユーザー層を考慮した効果的なキャンペーンや作品露出などを積極的に行なったことで、売上を大幅に伸ばすことができたという。

その結果、当期の売上高は前期を大幅に上回る着地となった。

文庫
当期の刊行点数は145点(前期比7点増)だった。

キャラ文芸ジャンルから『迦国あやかし後宮譚』など、複数の作品を書籍化し、同ジャンルの強化を推進した。

また、アルファポリス開催の「ライト文芸大賞」の大賞受賞作である『おいしいふたり暮らし』を刊行するなど、取り扱いジャンルの拡大にも引き続き注力した。

その結果、当期の売上高は、前期を上回った。

その他
当期の刊行点数は25点(前期比1点増)だった。

シリーズ累計120万部を超える人気シリーズ『居酒屋ぼったくり』の番外編第2巻を刊行したところ、同タイトルが売上を大きくけん引した。

また、強化中のビジネス書の複数刊行など、ジャンル拡大に向けた取り組みを積極的に行なったことで、当期の売上高は、前期を上回る着地となった。

関連サイト

株式会社アルファポリス公式サイト
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年3月期決算説明資料

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