通常のコンビニ商品に加え、小説やビジネス書、雑誌など約9000タイトルの本を取り扱う新店舗をローソンと共同設立。
日本出版販売株式会社(以下、日販)は、株式会社ローソン(以下、ローソン)と連携し、書店とコンビニエンスストアの各商品を取り扱う「LAWSONマチの本屋さん」のブランド1号店として、「ローソン狭山南入曽店」を埼玉県狭山市に6月3日にオープンしたことを発表した。
昨今、インターネットの普及により、消費者の購買動向はリアル店舗からネットショッピング中心へと移り変わっており、そのなかで、書店数は年々減少の一途を辿り、2011年~2020年の10年間で約4000店もの書店が閉店しているという。
その一方で、書店店頭での売上は、2020年5月から2021年2月までの10か月連続で前年同月実績を上回る結果(日販調べ)をみせるなど、本と書店は今も人々の生活に欠かせない存在だ。
そこで、日販は、街に書店のある風景と誰もが自由に本に触れられる環境を守るための新しい取り組みとして、生活のインフラを支えるローソンとともに、新ブランド「LAWSON マチの本屋さん」を立ちあげたそうだ。
ローソン狭山南入曽店では、ローソンの既存店舗を改装し「LAWSONマチの本屋さん」のブランド名を冠してリニューアルオープンする店舗。店内では、弁当やおにぎり、デザート、ベーカリー、飲料など通常のコンビニエンスストアの約3500品目に加え、小説やビジネス書、文庫、新書、雑誌など約9000タイトルの本を取り扱うとのこと。
日販は、この展開で取次会社として本を供給するほか、そのマチの利用者に喜んでもらえるような売り場作りを手掛けていくそうだ。
店舗概要
店舗名:ローソン狭山南入曽店
住所:埼玉県狭山市南入曽1018-2
リニューアルオープン日:2021年6月3日(木)
店舗面積:281平方メートル(約85坪)※うち、書店部分70平方メートル(約21坪)
営業時間:24時間
駐車場台数:32台
主な取り扱い商品(通常コンビニ商品):弁当、おにぎり、調理パン、デザート、ベーカリー、ファストフーズ、まちかど厨房、飲料、酒類、日用品など約3500品目
本の取り扱い:小説、ビジネス書、文庫、新書、雑誌など約9000タイトル