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ブロッコリー、他社ライセンスグッズの好調で売上増も利益6割減 営業利益8200万円 令和4年2月期第1四半期決算

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他社ライセンスグッズが売上に寄与。2021年3月に発売したゲーム「ジャックジャンヌ」も好調なスタート。

株式会社ブロッコリーは、令和4年2月期第1四半期決算短信(非連結)を7月8日に発表した。当第1四半期期間の売上高は14億8200万円(前年同期比16.3%増)、営業利益は8200万円(同65.9%減)、経常利益は8900万円(同64.4%減)、四半期純利益は6100万円(同64.8%減)となった。

「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」関連のロイヤリティ収入が寄与した前年の第1四半期には至らなかったが、この点、通期業績予想時には織り込んでおり、令和4年2月期通期業績予想及び配当予定については、現時点において変更はない。

当第1四半期累計期間(令和3年3月1日~令和3年5月31日)の経営成績の概況は、以下のとおり。

経営成績に関する説明

「うたの☆プリンスさまっ♪」におきましては、4月より全国のファミリーマートにて『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』コラボキャンペーンを開催。限定のオリジナルグッズ販売を行なった。

同月に、株式会社丸井グループ開催のイベント「PRINCE CAT -SPRING HAS COME-」を渋谷マルイはじめ全国6カ所にて開催。緊急事態宣言に伴い、地域毎に開催延期等もあったが、6月以降の各店舗の営業再開に伴って本イベントも開催している。これらの結果、関連グッズの売上高・売上総利益は、前年並みを確保することが出来た。

関連ゲームアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の売上高・売上総利益については、前年を下回る結果となった。

関連CDは、3月にQUARTET NIGHTメンバーによるアイドルソング2作を発売。オリコン週間シングルランキング3位と4位にランクインを果たし、関連CDの売上高・売上総利益は前年並みを確保することが出来た。その他、3月に劇場版の新シリーズ「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」を2022年公開予定として発表。あわせて、昨年開催延期となっていた埼玉メットライフドームでの「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE 7th STAGE」は、本年11月に振替公演開催の発表を行なった。

「ジャックジャンヌ」については、3月にNintendo Switch用ゲームソフト『ジャックジャンヌ』を発売。株式会社KADOKAWA Game Linkage発行の「週刊ファミ通」2021年4月1日増刊号内、「新作ゲーム クロスレビュー」において、「プラチナ殿堂」入りの評価を獲得する等、好調なスタートを切ることが出来た。今後更なるコンテンツの成長に向け、拡販施策等を行なっていく。

他社ライセンスグッズについては、昨年11月より株式会社 丸井グループ開催のイベント「呪術廻戦 limitedshop -マルイ編-」にて「呪術廻戦」グッズを発売した。当第1四半期においても、大手コンビニエンスストア及びアニメイトを中心に、取扱いが拡大したこと等により、他社ライセンスグッズは前年を大幅に上回る売上高・売上総利益を確保した。

トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)」(以下、「Z/X(ゼクス)」)は、関連商品の通販強化等も行なってきたが、新システム「アルターブレイク」を搭載した4月発売のブースターパック「極点超越編 進化<アルターブレイク>」の予約にかかわる販促注力期間において、緊急事態宣言が重なったことなどの影響等を受け、前年を下回る売上高・売上総利益になった。

販売費及び一般管理費につきましては、イベント開催や新作ゲーム発売に伴い販促費が増加したことから、3億7500万円(前年同期比15.9%増)となった。

関連サイト

株式会社ブロッコリー公式サイト
令和4年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2022年2月期第1四半期決算補足説明資料

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