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トーセ、家庭用ゲームソフトの大型案件の完了で売上増 営業利益1億円 2021年8月期第3四半期決算短信(連結)

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新型ゲーム機の開発業務を遂行。開発業務の相談についてはモバイルコンテンツ関連が減少。

株式会社トーセは、2021年8月期第3四半期決算短信(連結)を7月8日に発表した。当第3四半期連結累計期間の業績に関しては、売上高41億9900万円(前年同期比37.4%増)、営業利益1億800万円(同11.1%減)、経常利益1億1700万円(同18.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失2600万円(同61.2%減)だった。

経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間の業績については、各事業において新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたものの、デジタルエンタテインメント事業において、家庭用ゲームソフトの大型案件の開発が完了した結果、売上高は41億9900万円(前年同期比37.4%増)となった。

利益面については、スマートフォン向けゲームの開発案件において、開発中盤までに実施した作業の成果物を開発終盤以降に大きく改修する必要が生じ、その対応に費用がかかったことに加えて、新型コロナウイルス感染拡大防止のために出勤者への特別手当や在宅勤務手当などの費用が想定以上にかかったことから、営業利益1億800万円(前年同期比11.1%減)、経常利益1億1700万円(前年同期比18.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2600万円(前年同期比61.2%減)となった。

セグメントの業績は次のとおり。

デジタルエンタテインメント事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組むなか、新型ゲーム機である「プレイステーション5」や「Xbox Series X/S」向けゲームソフトの開発業務を遂行した。

ゲームソフト関連の売上は、家庭用ゲームソフトの大型案件の開発が完了した結果、20億8500万円(前年同期比311.3%増)となった。

モバイルコンテンツ関連の売上は、大型のスマートフォン向けゲームの運営業務が安定的に継続していることから、運営売上が好調に推移した一方で、顧客からの開発業務の相談・引き合いについてはモバイルコンテンツ関連が減少し、前年同期と比べて開発案件の完了も少なかったことなどにより、16億2700万円(前年同期比12.4%減)となった。

パチンコ・パチスロ関連の売上は、以前から需要の高いゲームソフト関連やモバイルコンテンツ、アミューズメントゲーム機関連に開発人員をシフトしていることから、1億600万円(前年同期比32.8%減)となった。

この結果、当事業の売上高は38億1900万円(前年同期比51.4%増)、営業利益6900万円(前年同期比2.4%減)となった。

その他事業
当第3四半期連結累計期間においては、コロナ禍による巣ごもり消費の拡大に伴い、家庭用カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上が伸長した。

一方で、SI事業においては、既存案件の追加開発を受注するだけでなく、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する期待感・必要性の高まりやコロナ禍における消費行動の変化を背景に、インターネットによる商品販売やプロモーションを望む企業との取引が開始したものの、前年同期に大型案件の開発完了があったことの反動減などにより、当事業の売上高は3億7900万円(前年同期比28.7%減)、営業利益3900万円(前年同期比23.2%減)となった。

関連リンク

株式会社トーセ
2021年8月期第3四半期決算短信(連結)
2021年8月期第3四半期説明資料

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