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東映アニメーション、海外版権事業などの好調で収益増 営業利益42億円 2022年3月期第1四半期決算短信

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海外版権事業の好調な推移や、テレビアニメの放映本数の増加などで、当第1四半期期間は収益増。

東映アニメーション株式会社は、2022年3月期第1四半期決算短信(連結)を7月28日に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は131億8700万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は42億4500万円(同6.5%増)、経常利益は42億2700万円(同1.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億4800万円(同4.5%減)となった。

経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間において、同社グループでは「ドラゴンボール」シリーズ、「ワンピース」、「プリキュア」シリーズといった主力作品群からの安定的な収益の確保・拡大をはかるとともに、事業においては特に海外での版権事業に引き続き注力した。

セグメントごとの経営成績は次のとおり(セグメント間取引金額を含む)。なお、セグメント損益は、営業利益及び営業損失ベースの数値となっている。

映像製作・販売事業
劇場アニメ部門では、3月に「映画ヒーリングっど ♥ プリキュア」、6月に「ジャーニー」を公開した。前年同期に「美少女戦士セーラームーンEternal」等複数作品の製作収入を計上した反動減から、大幅な減収となった。

テレビアニメ部門では「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「トロピカル~ジュ!プリキュア」、「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー:」、「おしりたんてい」、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の6作品を放映した。放映本数が増えたこと等により、前年同期と比較して大幅な増収となった。

コンテンツ部門では、前年同期好調に稼働した劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」のブルーレイ・DVDの反動減から、大幅な減収となった。

海外映像部門では、前年同期のサウジアラビア向け劇場作品の納品や、北米で好調に稼働した「ドラゴンボール超 ブロリー」の劇場上映権販売の反動減から、大幅な減収となった。その他部門では、国内の映像配信権販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となった。

この結果、映像製作・販売事業全体では、収益性の高い海外映像事業における反動減が大きかったことから、売上高は43億1400万円(前年同期比16.0%減)、セグメント利益は9億4800万円(同37.2%減)と大幅な減収減益となった。

版権事業
国内版権部門では、「ワンピース」等のタイアップ・販促向け許諾が好調に稼働したものの、「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売が前年同期の勢いには至らなかったことから、減収となった。

海外版権部門では、「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売や「スラムダンク」のアプリゲームに加え、「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」、「デジモンアドベンチャー」シリーズの商品化権販売が好調に稼働したことから、大幅な増収となった。

この結果、版権事業全体では、売上高は84億9100万円(前年同期比21.3%増)、セグメント利益は42億6400万円(同25.8%増)と大幅な増収増益となった。

商品販売事業
商品販売部門では、ショップ事業においては新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前年同期から正常化しつつあるものの、前年同期稼働した「東映まんがまつり(おしりたんてい)」や「美少女戦士セーラームーンEternal」の劇場公開に向けたタイアップ・キャンペーン向けノベルティグッズ等の販売の反動減から、大幅な減収となった。

この結果、売上高は3億3100万円(前年同期比19.8%減)、セグメント損失は8700万円(前年同期は、7500万円のセグメント損失)と大幅な減収減益となった。

その他事業
その他部門では、催事イベントやキャラクターショー等を展開した。前年同期稼働した「おしりたんてい」や「ワンピース」のイベント・催事の反動減から、大幅な減収となった。

この結果、売上高は6400万円(前年同期比55.1%減)、セグメント損失は8800万円(前年同期は、3400万円のセグメント損失)と大幅な減収減益となった。

関連リンク

東映アニメーション株式会社公式サイト
2022年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2022年3月期第1四半期決算説明資料

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