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アエリア、ゲーム開発を行なうコンテンツ事業の黒字化で利益増 営業利益4.8億円 2021年12月期第2四半期決算短信

前期に行なった不採算コンテンツに関するコスト削減効果も利益に寄与。

株式会社アエリア(以下、アエリア)は、2021年12月期第2四半期決算短信(連結)を8月13日に発表した。当第2四半期連結累計期間の経営成績については、売上高107億7000万円(前年同期比23.5%減)、営業利益4億7900万円(同210.7%増)、経常利益4億7800万円(前年同期比391.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億5300万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失43億1100万円)となった。

また、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は6億9700万円(前年同期比19.3%減)、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は4億9900万円(前年同期はのれん償却前四半期純損失40億6300万円)となった。

なお、アエリアグループでは、M&Aを活用した事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していくなかで、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDAを経営指標として採用している。

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間のアエリアグループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を強化し、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みをいかし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてきた。

また、アセットマネージメント事業においては、規模が小さく、事業期間の短い収益不動産を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営してきた。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

ITサービス事業
ITサービス事業については、データサービス事業を行なう株式会社エアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行なう株式会社ファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少している。

以上の結果、売上高は15億300万円(前年同期比24.0%減)、営業利益は3700万円(前年同期比83.2%減)となった。

コンテンツ事業
コンテンツ事業については、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行なっている。

コロナウイルス感染症の拡大によりイベント等の延期或いは中止に伴い売上高は減少しているが、前期において実施した不採算コンテンツにかかわるコスト削減効果により営業利益は増加している。

以上の結果、売上高は64億9700万円(前年同期比13.7%減)、営業利益は4億700万円(前年同期は営業損失1億1300万円)となった。

アセットマネージメント事業
アセットマネージメント事業については、不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行なっている。コロナウイルス感染症の拡大により十分な営業活動ができないことから売上高及び営業利益は減少している。

以上の結果、売上高は28億1500万円(前年同期比39.1%減)、営業利益は3700万円(前年同期比16.6%減)となった。

関連リンク

株式会社アエリア
2021年12月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)

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