『スタンドマイヒーローズ』や『魔法使いの約束』など、既存タイトルの周年記念イベントが業績に寄与。
株式会社coly(以下、coly)は、9月14日に2022年1月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)を発表した。当第2四半期累計期間の業績には、売上高29億4323万7000円、営業利益7億1395万8000円、経常利益6億8200万9000円、四半期純利益4億2576万4000円となった。
経営成績の説明
当期のcolyでは、新型コロナウイルス感染症の蔓延による緊急事態宣言の再発令に起因したMD(マーチャンダイジング)の対面販売イベントの一部中止や延期があったものの、通信販売を用いて対面販売イベントのオンライン化を行なうなどの対策を迅速に講じた。
また前事業年度に在宅勤務体制に移行したことで、モバイルオンラインゲームの開発・運営に特段の影響はなく、安定して事業運営を継続することができた。
既存のモバイルオンラインゲームについては、2019年にリリースした『魔法使いの約束』が2020年11月に1周年を迎えた以降も好調に推移したことや、それに伴いMD売上が増加したことにより売上高は前年同期比24.7%の増収となりました。一方で、新規タイトルの開発に注力したことで研究開発費が増加したが、営業利益ベースでは前年同期比13.8%の増益となった。
なお、当社の運営するモバイルオンラインゲームの売上高は、例年各タイトルの周年記念時期において開催されるゲーム内イベントで大きく計上される傾向にある。現在運営している主要タイトル(『スタンドマイヒーローズ』及び『魔法使いの約束』)の周年記念時期が第3四半期会計期間及び第4四半期会計期間に属していることから、当期の予算についても、下期に売上が偏重する計画を立てている。