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ケイブ、新規タイトルなどへの投資で営業損失5.2億円 2022年5月期第1四半期決算短信

ケイブ00

主力の『ゴ魔乙』の減収が業績に大きく影響。「東方Project」の許諾を受けた新規ゲームは開発順調。

株式会社ケイブ(以下、ケイブ)は、2022年5月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を10月13日に発表した。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高2億8000万円(前期比35.9%減)、営業損失5億2200万円(前年同期は、営業利益1600万円)、経常損失5億2100万円(前年同期は経常利益1800万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失5億1900万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益500万円)となった。

当第1四半期連結累計期間のセグメントごとの状況は次のとおり。

経営成績の説明

ゲーム事業においては、主力サービスであるスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~(ゴ魔乙)』が引き続きケイブグループの収益の柱となっている。しかし、経年や前期末において施策やイベントが振るわなかったことによる売上減少により厳しい状況が継続していたが、運営体制の見直し、施策の品質向上やユーザーを飽きさせないアップデートなどの改良により徐々に回復に転じている。

一方で関連グッズ販売が予想売上高を超える状況となり、創業27周年を記念し、シューティングゲームのヒットタイトルである『怒首領蜂大往生』『虫姫さま』を無料開放し、『ケツイ~絆地獄たち~』のステージを復刻させる等、今後の売上獲得を目指し創業以来のファンの方々や新たな潜在層に向けたプロモーションを展開している。

また、シューティングゲームの金字塔「東方Project」のIP許諾を受け、開発を進めている新規ゲームの開発や、ケイブを含む3社が出資者となるスマートフォンゲーム製作委員会(名称未定)の開発は、順調に進行している。

これらの結果、ゲーム事業セグメント(株式報酬費用を含む。)における売上高は2億600万円(前期比39.8%減)となり、セグメント損失は4億1500万円(前年同期はセグメント損失1200万円)となった。

動画配信関連事業においては、ケイブ独自の対面占いライブ配信プラットフォーム『占占(sensen)』がリリース後、ゆるやかに売上を伸ばしているが、現在も投資が継続しており、今後さらなるユーザー数を獲得するためにサービスの品質向上やプロモーションの強化を行なっている。

次に海外子会社であるケイブ台湾については、開発を進めているライブ配信アプリは順調に進行している。しかし現在も投資が継続しているため早期収益獲得を目的とし、自社コンテンツも含めたコンテンツビジネスにおける海外企業等との業務提携を行なう新規事業を開始することを決定した。これによりアプリのリリース時期を2022年1月としている。

また株式会社capableにつきましては、設立後3年目に入り、アカウント販売による売上は減少したものの、引き続き有名タレントを起用して動画再生数を伸ばし、動画チャンネルを企業のプロモーション等に活用してもらうことで売上を伸ばしている。さらに当第1四半期より、ECサイトによる物販販売を開始し、売上獲得に貢献している。

これらの結果、動画配信関連事業における売上高7400万円(前期比21.4%減)となり、セグメント損失は1億700万円(前年同期はセグメント利益2900万円)となった。

関連リンク

株式会社ケイブ
2022年5月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)
2022年5月期第1四半期決算補足資料

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