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カプコン、新作大型タイトルやデジタル販売が業績に貢献 営業利益289億円 2022年3月期第2四半期決算短信

カプコン00

『バイオハザード ヴィレッジ』がグローバルで大ヒット。旧作のデジタル販売も好調に推移。

株式会社カプコンが、2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を10月28日に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は699億9500万円(前年同期比66.4%増)、営業利益は289億2400万円(同61.9%増)、経常利益は297億2300万円(同69.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は222億1900万円(同71.0%増)となった。

経営成績の説明

当第2四半期連結累計期間においては、カプコングループは、中核であるデジタルコンテンツ事業において、主力シリーズの大型新作の投入やリピートタイトルの販売により、積極的に推進しているデジタル販売の拡大につとめてきた。また、これらの主力コンテンツを、映像、ライセンス商品やeスポーツへ展開するとともに、アミューズメント施設事業やアミューズメント機器事業との連携を進め、業績の安定的な拡大につとめた。

セグメントごとの経営成績は、次のとおり。

デジタルコンテンツ事業
当事業におきましては、5月に発売しました『バイオハザード ヴィレッジ』(プレイステーション 5、プレイステーション 4、Xbox Series X|S、Xbox One、パソコン用)が業績に大きく貢献した。また、RPG作品の『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』(Nintendo Switch、パソコン用)を7月に発売し、「モンスターハンター」の世界観をベースにした人気モンスターとの冒険や奥深い戦闘システムなどが幅広いユーザーを獲得し、全世界で100万本を突破した。加えて、前期末に発売した『モンスターハンターライズ』(Nintendo Switch用)も安定した人気に支えられ順調に販売本数を伸ばすとともに、過去のシリーズ作などを中心としたリピートタイトルの販売が全般に好調な推移となった。これにより、採算性の高いデジタル販売本数が続伸し、総販売本数は1980万本と前年同期1380万本を上回り、収益向上のけん引役を果たした。

また、『モンスターハンターライズ』の超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(Nintendo Switch、パソコン用)を2022年夏に発売することを9月に発表したほか、「東京ゲームショウ2021 オンライン」において、公式番組として当社人気タイトルの最新情報を紹介するなど、IPの認知拡大と新たなファン層の獲得をはかった。

モバイルコンテンツにおいては、カプコンの主力IPを用いたライセンス収益が利益に貢献した。

この結果、売上高は598億300万円(前年同期比69.0%増)、営業利益は302億1600万円(同52.2%増)となった。

アミューズメント施設事業
当事業においては、緊急事態宣言の継続に伴い、一部店舗において休業および時短営業などを余儀なくされたものの、集客が回復したことにより、前年同期比で増収増益となった。また、最新のキャラクターグッズなどのカプセルトイを含めた新しい展開をはかった。

当第2四半期連結累計期間において、6月に「プラサカプコン ミッテン府中店」(東京都)および7月に「MIRAINO イオンモール白山店」(石川県)の2店舗をオープンするとともに、5月に1店舗を閉鎖しましたので、施設数は42店舗となっている。

この結果、売上高は56億4700万円(前年同期比40.1%増)、営業利益は7100万円(前年同期は営業損失2億6200万円)となった。

アミューズメント機器事業
当事業においては、今後、新規則の適用による新台入替に向けた需要の喚起が見込まれる環境のなか、新機種『百花繚乱 サムライガールズ』を発売するとともに、前期に投入した『バイオハザード7 レジデントイービル』のリピート販売により、販売台数が前年同期を上回った。

この結果、売上高は16億1100万円(前年同期比21.5%増)、営業利益は3億8800万円(同1962.0%増)となった。

その他事業
その他事業については、カプコンのタイトルのブランド価値向上に向け、Netflixにおいて主力IPを活用したCGアニメ『バイオハザード:インフィニット ダークネス』および『モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド』が全世界で独占配信された。また、海外ゲームとのコラボレーションによる収益拡大やキャラクターグッズ展開による販売拡大などにつとめた。

一方、eスポーツにおいては、「CAPCOM Pro Tour Online 2021」を4月から世界19地域を対象にオンラインで開始した。「Intel World Open」においては、『ストリートファイターⅤ』の決勝大会が7月に開催され世界各地で熱戦が繰り広げられました。このように、グローバル規模でのユーザー層の裾野拡大に向けた施策を推し進めた。

この結果、売上高は29億3300万円(前年同期比121.7%増)、営業利益は13億7000万円(同147.8%増)となった。

関連リンク

株式会社カプコン
2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)
2022年3月期第1四半期決算カンファレンスコール資料

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