◆8月上旬の『Ingress』ニュース
★Niantic Labs、会社として独立
ここのところ大きな動きがなかった『Ingress』界、それもそのはず、開発/運営を行なうGoogle内の“スタートアップ”であったNiantic Labsが、Googleから独立することになりました、と8月13日のGoogle+で報じています。そりゃ、会社が独立するのなら、イベントはあまりできませんよね……。
公式Google+によると、今後もGoogleとの連携も行ないつつ、さらに面白くして多くの人に届けたい、とあります。
注目すべきはあまり公開されないダウンロード数が最後に併記されていて、「これまでに1200万ダウンロードを達成し、25万人がライブイベントに参加した」と書かれています。
★ITO-ENポータル、実装される
6月20日に開催された大規模イベント、#Persepolisで発表された大手三社とのコラボのうち、MUFG CapsuleとSoftbank Ultra Linkはアイテムなので持ってる人は持ってる状況でしたが、残る1社の「伊藤園の災害対応自販機2000台がポータルになる」が、7月末あたりから実装され始めたようです。
同社は7月31日のプレスリリースにおいて、自動販売機で購入した「お~いお茶 緑茶」「黄金烏龍茶」(500mlペットボトル)にシールを貼付け、『Ingress』のアイテム(XMPバースター、レゾネーター、パワーキューブほか、ごくまれにベリーレアリンクアンプも含まれる)が入手できるキャンペーンを展開する、と発表しました。
この貼り付けられたシールにはQRコードが付いており、ここからキャンペーンサイトにアクセスすることで、IngressオリジナルデザインのQUOカード500円分のプレゼントにも応募できるとのこと。
キャンペーン期間は8月3日(月)~10月29日(木)17:00まで。
▲『Ingress』オリジナルデザイン クオカード500円分が抽選で1万名様に。使用済みでいいから欲しい!
プレスリリースはこちら
http://www.itoen.co.jp/news/detail/id=24447
◆いまさら聞けない略語集3「CF」
さて、お久しぶりの略語集その3は「CF」です。「CF」? コントロール・フィールドでしょ、知ってるよ! ……と、言われそうですが、『Ingress』にはもうひとつ「CF」があります。「Cross-Faction」の略で、直訳すると「交差した派閥」。つまり、Resistance、Enlightenedの陣営関係なく交流することを「クロスファクション」と呼びます。「ファクション」です。「ファンクション」ではありません。注意。
用法としては「CFM」(=Cross Faction Meetup or Meeting)、陣営関係なしの交流会(いわゆるオフ会)や、フィールドアートを共同作戦で作るときなどで使われます。ゲーム内用語以外の文脈で「CF」が現れたら、「陣営関係なしで」と読み替えればいいでしょう。
◆いまさら聞けない略語集4「Anomaly」
ついに略語じゃなくなって、用語集になってきましたがそのまま行きます。「Anomaly」を辞書でひくと「変則、例外、異例、変態(Weblio和英辞典より)」とあります。ちょいちょい「アノマリー、アノマリー」という単語を目にしますが、正式には「XM Anomaly」で、頭にXMが付きます。XMは「エキゾチック・マター」というIngress造語ですのでそういうもの(念のため申し上げておきますとポータルから湧き出る点々のことですね)だとして、「エキゾチック・マターの異変」といったところでしょうか。
XM AnomalyはNiantic Labsが行なう大規模公式イベントの名称です。Darsana(東京)、Shonin(京都)、Persepolis(仙台)と、これまでそれぞれ約4000人前後を集めて日本でも開催されました。次回のXM Anomalyは発表になっていませんが、年末ぐらいなのでは、と言われています。
さてこのXM Anomaly、何が行なわれているかというと、大規模な「クラスター戦」というものが行なわれています。決められたエリア内のポータルを両陣営で奪い合います。14時から17時までの1時間おきの、最初の10分のどこかの時点(これは参加者からはわかりません)でNiantic Labs側で計測を行ない、ポイントを集計します。つまり、基本的には全力でバースターを撃ちあい、全力でレゾネーターを挿し、全力でシールドを補充する……(しかもそれぞれ担当が別)、みたいな世界です。1000人規模でこれをやるので、当然サーバの応答も追いつかない。さらに、コントロールフィールド(CF)内ではリンクが張れないことを利用して、各陣営とも、日本全土を覆うほどの巨大CFを毎回仕掛けてきます。普段のプレイとはまったく違う、まさに「異例のXM」、お近くで開催された暁には参加してみてはいかがでしょう。詳しいルールなどは下記リンクより、過去のレポートを参考にしてください。
▲会場を埋め尽くすエージェントたち。
▲もはやアノマリー名物となった巨大CF。1時間程度では解除しにくい場所が多い。
過去のレポートは以下からどうぞ。
[上級エージェント編]12月後半のIngress情報をまとめてお届け! #Darsanaレポート後編。次の戦場は……!?
http://otakuindustry.biz/archives/1045
[上級エージェント編]12月上旬~中旬の情報をお届け! 公式イベント#Darsanaレポート!
http://otakuindustry.biz/archives/1019
【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]#Shoninの現地レポートと3月後半のIngress情報! 早くも次回公式イベント決定!
http://otakuindustry.biz/archives/1393
【Ingress情報局 TAPPLI支部 番外編】 #Persepolisオープニングセレモニーレポート
http://otakuindustry.biz/archives/1737
【Ingress情報局 TAPPLI支部 番外編】 #Persepolis 仙台はEnlightenedの勝利! 各バトルの攻防をチェック!
http://otakuindustry.biz/archives/1739
【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]#Persepolis参戦記! 仙台にスーパーノヴァ!
http://otakuindustry.biz/archives/1751
◆いまさら聞けない略語集5「Artifact」
Artifactは「人工物、文化遺跡」などと訳されます。「Artifact」はあまり聞きなれないかもしれませんが、これもイベントのひとつです。開催時期としてはこれまで#Shonin、#Persepolisと、大規模イベントの直前の前哨戦として開催されています。
世界中に30~40個のShardsと呼ばれる物体(もちろん、『Ingress』上でのお話なので見えません)が降ってきまして、それを、Resistance、Enlightened双方のゴール地点(それぞれ場所が異なります)まで運搬する、というゲームです。
Shardsには移動という概念があり、1日で決まった時間(12時間ごと、など)に移動判定が行なわれ、その瞬間に「L7以上のポータルへリンクが張られているところ」に移動します。ということは、その決まった時間を中心に、移動元、移動させたい先のポータルで両陣営の奪い合いや、移動させないためのガードリンク展開など、胸アツな作戦が繰り広げられるわけです。
それぞれのShardsの現在地はIntelMapで確認できます(マップを小さく表示してもオレンジ色に輝いている)。次回開催時、お近くをShardsが通過するときは観戦に行ってみては?
▲オレンジ色に輝いているのがShardsの現在位置。クリックすると「Lightman #10」と、10番目のShardsであることがわかる。
▲わかりにくいが名古屋のちょっと右と島根あたりに輝く点が見える。これがShards。ここから海外に運ばないといけないが……。
過去のレポートは以下からどうぞ。
【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]レベル9への道・メダルの特徴を理解しよう第4回!
http://otakuindustry.biz/archives/1553
【Ingress情報局・TAPPLI支部】[上級エージェント編]レベル9への道・メダルの特徴を理解しよう第5回!
http://otakuindustry.biz/archives/1667