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C&R社、平成30年2月期 第2四半期決算を発表。当期営業利益は12億4500万円。

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全体的に好調に推移。利益率の高い受託開発の増加、医療分野事情の伸長により過去最高の業績。

株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、平成30年2月期 第2四半期決算短信を10月5日(木)に発表した。

当期売上高は141億7900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は12億4500万円(同23.1%増)、経常利益は12億5400万円(同32.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億3300万円(同40.3%増)となった。

経営成績に関する説明

C&R社が有する専門的な能力を持ったプロフェッショナルへのニーズは旺盛で事業が堅調に推移したとともに、今後の成長につながる取り組みを積極的に進めてきた。

当第2四半期連結累計期間における売上高は、2017年6月29日(木)公表の「孫会社の異動に関するお知らせ」の通り、孫会社であるCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co., Ltd.が、持分法適用関連会社に異動したことに伴い、クリエイティブ分野(韓国)で前年度を下回ったが、他の分野が好調に推移したため、最終的には前年度を上回る結果となった。

利益面においては、クリエイティブ分野(日本)において、既存事業の人員補強や新規事業の立ち上げなどに伴い戦略的に人員採用を行ない販売管理費が増加した一方で、制作スタジオにて利益率の高い受託案件が増加したこと、医療分野における事業の伸長などにより、利益率が大幅に向上し、過去最高の業績となった。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高141億7900万円(前年同期比6.8%増)、営業利益12億4500万円(同23.1%)、経常利益12億5400万円(同32.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億3300万円(同40.3%)となった。

事業の種類別セグメントの業績は以下。

クリエイティブ分野(日本)
映像、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版など、クリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたプロデュース、エージェンシー事業を展開。

ゲーム分野に関しては、制作受託案件や海外と連携した共同開発、IPを活用した自社開発の取り組みを強化。制作スタジオでは、受託案件の制作だけではなく、コンシューマーやアミューズメント、ソーシャル分野のクリエイターの採用・育成を行ない、クライアントの人材需要の増加に対応している。VR(Virtual Reality:仮想現実)への取り組みは、VRヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を使用した遠隔医療教育システムや、13歳未満の子どもでも使用できる単眼VR用のコンテンツの開発・提供を実施。あわせてVRコンテンツを配信するプラットフォームの開発やコンテンツ配信などへの取り組みも加速して行なっていく。

また、2017年6月には熊本地震の創造的復興と地域の活性化を目的として「熊本サテライト・スタジオ」を開設。サービスの拡充を進めるとともに、人材育成と雇用創出を通じて社会への貢献を果たしたいのこと。

Web分野では拡張したWebスタジオにおいて、官公庁などの大規模Webサイトの制作案件が増加し、独自の採用、育成によるアカウントプロデューサー社員を中心に対応中とのこと。

出版分野は、Amazon Kindleをはじめ複数の専用端末に対して取次を行なう電子書籍取次事業が、配信数やダウンロード数を順調に増やした。また、漫画家の育成とコンテンツ制作、制作した作品の知的財産を守り、生涯にわたって漫画制作に関わりながら活躍を目指せる「漫画LABO(ラボ)」を立ち上げた。

以上の結果、クリエイティブ分野(日本)は、売上高93億8100万円(前年同期比16.9%増)、セグメントの営業利益5億3900万円(前年同期比25.3%増)となった。

クリエイティブ分野(韓国)
連結子会社CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.が、韓国の映像・TV・映像技術関連分野において、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを展開してきた。2016年12月1日(木)に、CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.の同事業を会社分割し、新設会社であるCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co.,Ltd.に承継した。今後、CREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co.,Ltd.はTVマーケット、CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltdは韓国のゲームコンテンツの日本へのライセンシングなどのライツマネジメント事業を中心に展開する。

以上のことから売上高は前年同期を下回る結果となったが、利益率の改善などにより利益面では前年同期を上回った。

これらの結果、クリエイティブ分野(韓国)は、売上高9億8500万円(前年同期比38.8%減)、セグメントの営業利益500万円(前年同期はセグメント損失100万円)となった。

医療分野
医療分野は、連結子会社株式会社メディカル・プリンシプル社が「民間医局」のブランドのもと、ドクター・エージェンシーを中心とした事業を展開。

医療機関や自治体、医師や看護師の多様なニーズに応えるべく、医師の紹介事業を中心に、医学生・研修医を対象とした「レジナビフェア」、臨床研修情報サイト「レジナビ」、医師の転職・求人・募集情報サイト「MediGate(メディゲート)」、医師を対象に提供する教育プログラム「民間医局アカデミー」などのサービスを展開。

全国各地での慢性的な医師不足、地域的偏在を背景に、医師へのニーズは引き続き高く、医師の紹介事業が好調に推移。それにより、当第2四半期連結累計期間における売上高及びセグメント利益は順調に推移した。

以上の結果、医療分野は売上高23億600万円(前年同期比6.4%増)、セグメントの営業利益6億6600万円(前年同期比21.3%増)となった。

その他の事業
IT分野や法曹分野、会計分野、ファッション分野のエージェンシー事業、人材メディア事業、VRなどの事業を展開。

連結子会社株式会社VR Japanは、Idealens Technology Co., Ltd.の一体型VRHMDの国内での拡販をはかるため、共同でプロモーション活動を行こなっている、。2017年6月より、VRHMD「IDEALENS K2(アイデアレンズ ケーツー)」の解像度がアップした「アイデアレンズ K2プラス」の販売を開始するなど事業基盤の拡充をはかっている。

当第2四半期連結累計期間における売上高及び利益については、ファッション分野のエージェンシー事業における不採算案件の見直しなどマイナス要因があったものの、法曹・会計分野におけるエージェンシー事業が堅調に推移。そのことにより、前年同期を上回る結果となった。

以上の結果、その他の事業は売上高15億500万円(前年同期比2.3%増)、セグメントの営業利益3500万円(前年同期比4.9%増)となった。

連結業績予想などの将来予測情報に関しては、2017年4月6日(木)に発表した通期業績予想から変更はないと発表。

関連サイト

株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
平成30年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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